イタリアでの現状
ローマ共同通信によると、イタリア政府は21日、新型コロナウイルスに感染した死者が前日から793人増え4825人になったと発表した。感染者は6557人増の5万3578人に達した。死者・感染者共に1日の確認数としてはこれまでで最多。連日のように過去最大の増加数を更新しており、拡大終息の兆しは見えていない。
日本では、3月21日の時点で、感染者が1,040人、44人が死亡しました。イタリアは感染者が日本の51.5倍で死亡数は110倍にもなります。何故、このようにイタリアと日本では、感染者と死亡数の差が出たのでしょう。
その理由は
❶湿度の違い
日本はヨーロッパと比較して湿度が高いのです。そのためコロナウィルスが空気中を浮遊する時間が短いのです。ウィルスが5個〜6個の塊になって浮遊するエアロゾル状態ですから、湿度が高いと水分が次第に付着し重くなり地面に落下するのです。
❷会話の違い
日本人は大声では会話しません。しかしヨーロッパ人や中国人は、やたら大声で会話します。当然として感染者の飛沫が多く距離が伸びるのです。
❸習慣の違い
日本では昔から感染症や花粉症が流行るとマスクする姿を多く観ていました。ところがヨーロッパの人々はマスクをしません。ヨーロッパ人から観ると、マスクをしている日本人は「異常な習慣?何故?何故?」と思われていました。
❹予防接種の違い
……イタリアでは、2018年6月ごろに、極左「五つ星運動」と極右「同盟」の連立政権で6月にスタートしたイタリア政府が、選挙公約で掲げた「ワクチン接種義務化法案の廃止」を実行に移している。同法案は、はしか、おたふく風邪、水痘など10種類の病気に対する予防接種を法で義務づけたもので、昨年のはしかの大量発病事態の後、先の政府が立法した法だ。しかし上院は3日、幼稚園入園前の子どもが10種類の予防接種を終えたという書類提出の義務づけを1年間猶予するという内容の法案を通過させた。米ネットメディアのエクシオスは12日、イタリアの反ワクチン基調が全世界に拡大しないか専門家たちが懸念を示していると伝えた。……
以上の記事から分かる事は、想像できます。
日本では、子供の頃よりあらゆる感染症の予防接種を必ず行なっています。その原因であるバイ菌やウィルスやインフルエンザが人間に感染した場合、人体に影響するさまざまなシステムを利用します。その中にコロナウィルス利用する共通のシステムがあるかもしれません。ですから、予防接種を頻繁に行う日本の方が、イタリアよりも少ないのかも知れません。
❺挨拶の違い
日本の挨拶はお辞儀です。ところが海外は、握手・ハグ・キスなどですから、当然接触感染するはずです。
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コメント
なるほど、各種ワクチン接種により、日本では結果的にコロナにもかかりにくいのでは、とのこと、なんだか安心です。
昨日入ったニュースによれば、まだ治験段階ではあるものの、コロナウイルスの増殖を抑え込む薬が作成中だそうです。今までの中ではいちばん可能性のある薬剤らしいです。
投稿: イノマタ | 2020/03/23 00:06