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ご主人からのご報告

61hinnyo 私が2005年に、間質性膀胱炎の内視鏡手術を行なったご婦人のご主人が、先日来られました。1月11日にクモ膜下出血でお亡くなりになったのです。

2003年から頻尿と痛みで、都立広尾病院、東京大学病院、女子医大病院の一流病院で「間質性膀胱炎」と診断され、複数回の膀胱水圧拡張手術を受けました。しかし治らずに、インターネットで探し、2005年の60歳の時に当院を受診しました。

1日の排尿回数が61回、夜間頻尿が10回で、毎日突然3回の陰部の激痛が起こるのでした。この患者さんを超有名な医師たちが間質性膀胱炎と診断したのです。しかし、間質性膀胱炎は原因不明の病気ですから、治療と言っても対症療法=膀胱水圧拡張術だけなのです。病気の原因は、隠れた排尿機能障害で、その治療をしなければ治る訳がありません。なかなか治らない理由を有名な先生に質問したところ罵倒され、泣きながら当院を受診したのです。

61hinnyo2 当時は、β3作動薬のベオーバもベタニスもなかった時代ですから、α1ブロッカーだけでは、十分な効果が得られませんでした。そのため、間質性膀胱炎の患者さんを内視鏡手術で治療していたのです。

手術後、あれ程ひどかった症状は順調に改善し、61回の頻尿回数が5回に、夜間頻尿は無くなり、さらに毎日3回の激痛も無くなったのです。この症例を2008年の第96回泌尿器科学会総会で発表もしました。その後、毎年1回は受診され、経過報告を元気にされていたのです。

36619e7c02b04a53a581b85d4ca93931 手術後の15年後の75歳でクモ膜下出血で突然死したのです。ご主人からは「妻はいつも元気で、高橋先生には本当に感謝していました。」と告げられました。・・・本当に悲しいです。

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コメント

高橋先生

 こちらのご婦人の症例を紹介されたブログ記事を拝見して、先生に初めて手術のご相談をしてみようと決意した時を良く覚えております。心よりご冥福を、またご主人様に心よりおくやみを申し上げます。

投稿: 金沢のY | 2020/03/03 12:44

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