慢性前立腺炎の患者さんへ
細菌が確認できない非細菌性慢性前立腺炎という病気があります。慢性前立腺炎の患者さんで、治らないほとんどの人が」非細菌性慢性前立腺炎」なのです。それらの患者さんの多くが、何軒もの泌尿器科を受信して、レボフラキサシンという抗菌剤と、セルニルトンや桂枝茯苓丸を処方され、長期間飲んでも治らないのです。
非細菌性慢性前立腺炎の患者さんの原因は、細菌やウィルスや自己免疫の過敏でもありません。実は、患者さんが自覚しない排尿障害が原因なのです。ですから、排尿障害の治療をしなければ当然治らないのです。高橋クリニックには、全国から非細菌性慢性前立腺炎の患者さんが、1万人近く来院されます。
治療としては、排尿障害の治療薬のα1-ブロッカーと頻尿の治療薬のβ3作動薬がお勧めです。頻尿がなくても、実は強烈な頻尿電気情報が脊髄神経に伝達され、その情報が尿意神経に伝わらずに、他の感覚神経に伝わってしまうのです。その感覚が痛み・シビレ・かゆみ等の感覚に誤作動されるのです。さらに脳中枢近くまで上った際に、上位神経の例えば胃・手・舌・首・鼻などに伝わってしまうのです。その結果、胃の痛み・手のシビレ・手のけいれん・舌の痛み・首の痛み・幻臭を感じてしまうのです。これらの症状は、全て頻尿の「裏の顔」だと考えて、頻尿の治療薬を飲めばいいのです。
しかし、一般の泌尿器科の医師は理解していないので、「慢性前立腺炎」、「気のせい」、「歳のせい」、「精神科で診てもらいなさいと」言うのです。そんな適当な医師に対しては、嘘をついてください、自分の症状が本来の症状以外に、「オシッコの出が悪くなった!」、「急に頻尿になってオシッコが漏れそう!」「オシッコが漏れてしまった!」と訴えてください。「正義のための嘘」は神さまや仏様が許してくれます。また、水分(お茶・コーヒー・紅茶・アルコール・水・牛乳・ジュース)は全部で1リットル以下の制限してください。
お勧めのクスリは、
❶排尿障害の治療薬(α1-ブロッカー)は、
若い人はエブランチルしか保険適応がありません。
中年以降は、ユリーフ・シロドシン、ハルナール・タムスロシンです。
❷頻尿治療薬(β3作動薬)が、べオーバとベタニスです。
| 固定リンク
コメント
あの日、私はとめどなく流れる涙を止めようもなく、
高橋先生のお顔をただただ見つめていました。
私は言葉を発する事も出来ず、しかし逆に、声を立てて泣く事も出来ず、押すでもなく引くでもない高橋先生のその視線は私に対し呆れる様子も苛立つ様子も微塵も感じさせない、底光りすら感じさせる視線だと感じていました。
「僕の考えについて来れる患者さんは少ないよ。
僕は厳しい事を言うからね。ただ、ついて来る事が出来ればそれなりの結果は出るよ。」
春夏秋冬、春夏秋冬、春夏秋冬と何度か季節を繰り返しはしたものの、あの涙の日の私から現在の私を誰が想像出来た事でしょう。
職を失い痛みに耐えるだけの日々で、勿論、生きる希望もまるでなく廃人のような生活でした。
しかし、高橋先生は私を見捨てなかった。
貧乏人の私を馬鹿にしなかった。
高橋先生、私は長年の夢だった希望の職に就く事が出来、本当に嬉しく感謝の気持ちでいっぱいです。
今年は初めて涙なしでクリニックの桜を眺められそうです。
【回答】
お米をありがとうございます。
投稿: | 2020/01/18 00:49