韓国から来院された患者さん
本日、1月15日に3人の男性が来院されました。1人は通訳の方で、2人は親子でした。20代後半のご子息が、会陰部の痛と性器の痛みでお越しになったのです。
地元の韓国で慢性前立腺炎と診断されて、抗菌剤の投与を長期間続けましたが、治らないのです。ある時、たまたま遭遇した人に、ご自分の病気の悩みについてお話ししたところ、日本で治せる医師がいると話したのです。そして私のブログを紹介して、韓国語に翻訳して私の考え方を理解して、わざわざ韓国からお父上と一緒に訪れたのです。
早速、エコー検査を見てみると、写真のようでした。膀胱排尿筋が、膀胱出口に向いていません。相対的に膀胱三角部が厚く(赤い矢印)なっています。膀胱括約筋がわずかに確認できます。静脈瘤も確認できます。異常が全て排尿機能障害の後遺症の所見です。
α1ブロッカーとβ3作動薬を処方しました。お父さんのお話によると、奥さま(患者さんのお母様)も疲れると、突然に頻尿が出現して、なかなか治らないので、精神科で精神薬を飲んで少し症状が改善すると話されました。息子さんの病気は、お母様からの遺伝の可能性があるので、息子さんに処方したクスリを飲めば軽快するでしょうと、お話ししました。
また、3ヶ月後に訪れると言われましたが、地元で処方されることをお勧めしました。反日感情が強いと噂されでいる韓国から、患者さんが来られるとは思いも寄りませんでした。
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