いい子いい子
子供の頃、ほめてもらったり、なぐさめてもらったりする時に、頭をなでてもらうと、嬉しかったりホッとしました。ところが、成長とともに大人になると、他人から頭をいい子いい子となでてもらう事はありません。自分の手で自分の頭をなでても何の感激もありません。
その理由は、ワキの下をくすぐるのと同じです。ワキの下を自分の手でいじっても、何も感じませんが、他人にワキの下をいじられると、くすぐったいですよネ?それと同じです。
自分の手を使って脇の下をいじっても、脇の下の感覚と手の動きが脳中枢を介してシンクロするので、何の感激も生じないのです。ところが、他人から脇の下をいじられると、他人の手の動きと脇の下の感覚がシンクロしないので、違和感やくすぐったくなるのです。それと同じで、自分の手で頭をなでても、自分の手と頭の感覚がシンクロするので、効果が得られないので、感情に響かないのです。
その対策として、他人に頭をなでてもらうと嬉しいい感じになるのです。他人とは、奥さんやご主人やお子さんたちです。例えば、ストレスでうつ状態のご主人がいれば、奥さんやお子さんたちが「お父さん、気楽に行きましょうネ。」と言いながら、頭や背中をなでてあげれば、気持ちは楽になります。
ペットのネコや犬をなでてあげれば、とても喜びます。逆に『なでて!なでて!』と催促するのは、気持ちが楽になるからです。
病気で苦しんで悩んでいる方がいれば、「大丈い夫だよ、気楽にいきましょう。」と言いながら、頭や背中をなでてあげてください。
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