世界と比較して分かる糖尿病
日本の糖尿病患者数は316万人とのことです。世界の糖尿病の患者数を比較すると表のようです。
国名 | 糖尿病の患者数 | 国別の糖尿病罹患率 |
中国 | 1億1,600万人 | 8.3% |
インド | 7,700万人 | 5.7% |
アメリカ | 3,100万人 | 9.5% |
パキスタン | 1,900万人 | 9.8% |
ブラジル | 1,600万人 | 8.0% |
メキシコ | 1,200万人 | 8.9% |
インドネシア | 1,070万人 | 4.0% |
ドイツ | 950万人 | 11.6% |
エジプト | 890万人 | 9.1% |
バングラディシュ | 840万人 | 8.9% |
日本 | 720万人 | 5.7% |
【注意】この表は2017年〜2019年のデータから、私が大まかに割り出した数字です。%は、糖尿病患者数を各国の人口で割った値です。
私も含めて日本人の糖尿病患者さんは増加傾向です。世界的レベルで見ると、糖尿病の罹患率が一番多いのがドイツの11.6%です。次にパキスタンの9.8%、3位アメリカの9.5%です。糖尿病の原因は人種の違いと食生活があると思われます。この罹患率のワーストスリーの料理を調べると、油をタップリ使い肉を多く食べている国のようです。
一番少ない4%のインドネシアの料理では、宗教上の理由で豚肉やラードは使用しませんから、それも1つの原因かもしれませんね。肉と油をタップリ食べるが比較的少ない5.7%のインドも豚肉は食べません。ドイツ人はソーセージ(豚肉)をたくさん食べるので、やはり糖尿病が多いのかもしれません。
日本は戦前は糖尿病がとても少なかったので、糖尿病のない人種と思われていました。しかし、戦後になって欧米の料理の影響を受けて、肉と動物をたくさん食べるようになり、次第に糖尿病が増えたのかもしれません。その要因としてご飯と魚の組み合わせから、ご飯とお肉と動物性油の組み合わせに変化したことが原因かもしれません。とんかつやカツ丼は美味しいですもんね?
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