涅槃の仏像で分かる事
仏像で涅槃の像があります。これはお釈迦さまの終末時のお姿です。左胸を下にして横になっていますね?この姿を見て、お釈迦さまの終末時の病気の原因が想像できるのです。
胃の十二指腸方向が左下になるので、胃の内容物が重力で十二指腸に流れやすくなるので、胃の負担が軽快します。胃腸疾患の患者さんは嘔気・嘔吐を改善させるために、この体勢になるのです。実は、お釈迦さまは、この際に、豚肉かキノコで食中毒にかかったのです。その記録では、嘔吐と下痢で苦しまれたのです。
当時のインドの医学では、胃腸疾患は左下に横にするとされていたのです。ところがある国の涅槃の像が逆向きの右下にして横になっている仏像があるのです。これはお釈迦さまが横になっているのであれば、どちらでもいいと思って作られたのでしょう。歴史的根拠を無視して仏像を作るのは、如何なものでしょうか?病気の診断で、教科書に載っている病気の症状と検査所見とが一致する場合しか診断できないのと同じです(笑)。
病気の診断で、教科書に載っている病気の症状と検査所見とが一致する場合しか診断できないのと同じです(笑)。その一致しないと、「気のせい」「歳のせい」「ストレスが原因」と診断されてしまうのです。
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