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お礼のご挨拶#2

大学の先輩で外科の医局長で懇意にしている先生がご自宅に帰りました。

Roujin

玄関のベルをピンポンと鳴らしました。「今帰ったよ。俺だよ。」「は〜い」と奥さまが扉を開けました。すると、ご主人の前に、初めて見たご老人が立っていたのです。

「あっ初めまして、私は先生にとてもお世話になった者です。今日、たまたまご一緒に来ることが出来ましたので、奥様にもお礼をと思い参りました。」

すると奥さまは、後ろのご主人に「あなた、今日どなたか亡くなられたの?」と質問すると、

66bc3e86cb3a4c348995d17b315f3ffb「ああ、末期ガンで長い間入院していたBさんが、残念ながら今日亡くなられたんだよ。」

すると奥さまは「あなたの前に、そのBさんがおられるわよ。」と言ったら、ご主人は驚いて、後ろに一歩二歩と引き下がりました。

奥さまは「わざわざ、ありがとうございます。主人に対する感謝の気持ちは十分承りました。でも家には小さい子供がいますので、自宅にあなたをお上げるすることはできません。お引き取り下さい。」

この奥さまは、以前から霊や悪霊を見ることが出来るご婦人なのです。彼女に言わせると、どんなに良い霊であっても、自己中なので、悪気なく平気で人に取り憑くのです。取り憑かれた人は、体の調子が悪くなったり気分が悪くなったりするのです。ですから、強気の言葉で拒否しなければならないのです。

 

 

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