お礼の手紙
患者さんの奥さまからお礼の手紙が12月16日に届きました。
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拝啓
お知らせが遅くなりまして、申しわけございません。高橋先生に大変お世話になりました 夫〇〇〇〇〇が6月〇日に永眠致しました。 最後まで 高橋先生に出会えて、四年間、本人うれしく生き生き生きることが出来て、幸せだったと申しておりました。深くお礼申し上げます。
心ばかりのお礼の印として、故人の大好物でしたシトーレンをお届け致します。
長年私が作り続けて、クリスマスだけでなく、一年中おやつとしていただいていました。
御賞味いただければ幸いです。
良いお年をお迎え下さいませ。
早々
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ご主人は70歳代の男性で、初診が平成27年6月でした。同年の5月に肋骨がか急に痛くなり、血液検査を行ったら、PSA値が3,605(正常値4.0)だったのです。前立腺ガンの骨転移の痛みだったのです。患者さんは前立腺針生検もせずに正式な治療を拒否されて、インターネットで探し当院に訪れたのです。
超音波エコー検査で前立腺を調べると、前立腺の大きさは何と128㏄(正常20㏄)と6倍も大きくなっており、大部分が前立腺ガンの陰影が確認できました。触診でも前立腺全体がとても硬く、明らかに前立腺ガンでした。進行具合と硬さから、悪性度の高いグリソンスコア10で、転移もしていることから、去勢抵抗性前立腺ガンの可能性もありました。
早速、私独特の治療を開始しました。体調は次第に改善して、毎年夏の2ヵ月間は、避暑地として北海道の一軒家を借りて過ごすなどして元気に活動されていました。しかし、去年の9月頃より、食欲が低下し体重が減少して、癌性悪液質の傾向になりました。そして今年の6月になって残念ながら永眠されたのです。
お悔やみ申し上げます。合掌
【備考】シトーレン・シュトーレンはドイツのクリマス菓子パンです。
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