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いろいろな患者さん#24 ケガの治し方

C04155da84ee43ffbb9bf66b6d76e0ae 82歳の高齢のご婦人が4月14日に転倒して左親指を怪我しました。
4月16日になって心配になり、懇意にしている内科の開業医を受診しました。かなりの傷であったので、開業医の先生から同じ医師会の高橋クリニックを紹介されました。
左親指の腹の部分にかなりの傷を負っています。皮膚がめくれ上がり、あるいは裂けた状態です。こういう場合は縫合したり消毒したりしてはダメです。私のオリジナルの軟膏で治療します。

C9267cbf3934462daf082873db0f3e34 私の治療で2週間過ぎた5月2日の患部です。
裂けていた部分に新しい皮膚が再生されています。まだ傷は生々しく見えますが、全体的に乾燥傾向で皮膚らしくなろうとしています。あともう少しです。

Ca558b64a38e42689acacb010cddbf33 怪我から6週間を過ぎた5月31日の患部の所見です。初診時の親指を想像できない位に良くなっています。私のオリジナルの軟膏の効き目はすごいでしょう?実はプロペトというワセリン軟膏です。もちろんその中に、チョッとした味付け(鉄分)はしていますが、ほとんどがワセリン成分です。私の軟膏の効き目もすごいですが、82歳のご婦人の治癒力もすごいですね。

ケガ(外傷)を消毒をすると、傷を再生するための皮膚の新しい細胞は死滅してしまいます。当然として傷になります。だから消毒してはいけません。水で洗って傷の汚れをまず落とします。また、傷を乾燥させても、水々しい新しい細胞は乾燥して死滅します。ですから、新しい細胞が乾燥しないように、ワセリンを塗って傷をコーティングするのです。さらに新しい細胞の周囲には、毛細血管が十分に完成されていません。ある意味で無酸素状態になります。それを補う意味で、ワセリンに鉄成分を混入させるのです。細胞は無酸素呼吸=鉄呼吸しますから、その手助けをするのです。

 

 

 

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