上弦の月
上弦の月と下弦の月の区別が言えますか?半月で右に月が見えるのが、上弦の月で、左に月が見えているのが下弦の月です。
右に見えるのが上弦で、左に見えるのが下弦という意味が分かりませんよね。
弦とは、弓の弦(ツル)のことを意味します。弓道の方が弓を引いている姿を見ると、写真のように上弦の月の姿です。月の欠けている部分がちょうど弓よ弦の部分に似ています。この姿は、弓道の指導者や監督や設置してある神棚から見える景色です。つまり、上座(かみざ)から見える姿です。
逆に、弓を引いている人の背後から見た景色は、その逆です。ちょうど、下座(しもざ)から見える姿です。
どこにもこの解説はありません。私が考えた解説です。実は私は、医科大学生の時に2年間も弓道部のキャプテンをやっていたから、思いついたのです。
実際に弓道の用語を調べてみると、ちょっと違うことがわかります。実は「上弦」とは、弓を引いている弦の手の上の部分を示し、「下弦」は手の下の部分を意味します。その上弦の角度と弓を見ると、上弦の月(上弦の半月)に見えますよね。その逆を下弦の半月と言っているのが正式かも知れませね?
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コメント
高橋先生
理由を良くわかっていないまま上弦の月・下弦の月と言葉だけ覚えていたことに気がつきました。先生ならではの好奇心あふれたご考察、面白く拝読しました。
数日経ってしまいましたが、強烈な台風で被害はございませんか。透析の日に当たったら大変と心配していました。今年もまた荒れる天候が続くかも知れませんが、どうか安全に過ごされるますよう祈っております。
【回答】
ありがとうございます。
投稿: 金沢のY | 2019/09/11 10:37