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ベオーバの投与量

Beovaglaf

現在のβ3作動薬ベオーバの投与量は、一日1錠50mgです。しかし患者さんの中には、それでは不十分で、1日2錠つまり、100mg服用される方がおられました。すると、効果が出て来るのです。不思議だな?と思って調べてみると、面白いことが分かりました。

このグラフは、色々なクスリの作用効果を比較したものです。排尿回数の頻尿が、クスリの服用でどれだけ少なくなったかを示しています。べオーバに関しては、3mg、15mg、50mg、100mgの投与量の比較をしています。すると一番効果が高いのが見て分かるように、赤い棒グラフの100mgなのです。当然として、べオーバの100mgが認可されるべきですが、厚労省は50mgだけを認可して、100mgは却下したのです。???不思議ですよね?

これは、べオーバの競争相手であるベタニスが、50mgだけしか認可されていないからでしょう。100mgであれば、薬価も倍にしなければならないからです。

治療中の患者さんには、症状が常に低下しているとは限りません。症状には波があります。症状が一時的に悪くなった時には、上記のことから考えて、1錠50mg原則のお薬でも2錠100mg服用しても構いません。

 

 

 

 

 

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コメント

過敏性腸症候群と陰部の痒みが酷くなって来ています。ハルナールとベタニスを処方して頂いて居ますが、ベオーバに変更して頂いて症状が改善する可能性はありますか?
【回答】
可能性はあるでしょう。

投稿: 匿名 | 2019/06/24 04:57

「僕の治療方針を信用してついてきてくれれば最後には何とかなります。何とかなると思うよ。」

あれから五年の月日が経ち、高橋先生が初診の際、私に言って下さった、この御言葉をしみじみと思い出しています。

高橋先生、ベオーバを一日二回朝夕服用し出してから随分と楽になってきています。

この五年間の間には複数回の手術をやっていただき、又、私もニコに通い注射に通い、あれやこれやと服薬を変えてみたりと、正に試行錯誤の日々でした。
少しずつ少しずつ上昇し、ベオーバ服薬増量により今までの苦しみを100
とすると現在は20~30くらいまで楽になってきています。

陰部の痛みが軽減されリリカ服用が減量出来ました。

本当に、ありがとうございます。

今も死にたいくらいに苦しまれていらっしゃる方々に高橋先生とベオーバの存在を是非、知っていただきたいと願っています。

投稿: | 2019/06/25 22:25

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