お礼の電話
先日、地区医師会の常会があり出席しました。
参加したのは15人ほどでした。そこで全員に私の書いた本を謹呈しました。開業医で本を書くことは珍しいことなので、みんな驚いて喜んで頂けました。
その4日後、本をお渡ししたある先生からお礼のお電話がありました。本をお読みになって、今まで悩んでいたご自分の症状の理由が「目からウロコ」のように理解できて、感謝されました。以前から、陰のうが痒くなりましました。ステロイド軟膏や様々な痒み止めの軟膏を使用しましたが、まったく効果がなかったのです。
私のお渡しした本をお読みになり、医師として十分に理解でたのでした。
排尿機能障害で膀胱三角部に負担がかかり、その情報を脊髄神経回路に伝達します。通常ルートは膀胱の情報ですから、「頻尿・尿意切迫感・残尿感」の症状が通常ルートになるのです。しかし、人によっては脊髄神経回路に個性がありますから別ルートの症状を作ることがあるのです。それが「痒み・痛み・しびれ」など膀胱の症状を連想できない症状になるのです。
病気はパターン認識だけで診断すると誤診することがあります。常に新鮮な気持ちで病気に対応しなければなりません。
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