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病気と症状の誤解

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ひとつの病気は一定の症状だと思われますよね?逆に、ひとつの症状は一定の病気を連想しますよね?
この発想は一般的です。専門の医師も素人と同じで、そのように考えているのです。そのために病気を軽く考えたり誤診したり間違った治療をするのです。その結果、悩んでいる患者さんたちは、治りが悪くドクターショッピングしたり精神科に廻されたりして、最悪自殺なさるヒトもいます。
病気と症状の関係を理解するためにイラストを使って考えてみましょう。
病気になった臓器からの情報が脊髄神経回路を介して脳中枢に伝達され、それが症状として自覚するのです。
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脊髄神経回路の中をさらに詳細に見てみましょう。ここでは、膀胱・前立腺と足を例にしてイラストで示しました。
膀胱・前立腺の情報は神経ニューロンにより脊髄内に伝達します。脊髄内で脳中枢に連絡する上向神経ニューロンにバトンタッチされます。このバトンタッチがシナプス結合と呼ばれるものです。
足の神経も同様にして脊髄神経回路を介して脳中枢に伝達されます。

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病気になると情報量は増えます。その情報は脊髄を介して脳中枢にたくさん入力されます。その情報量の多さが病気の症状になる訳です。
膀胱や前立腺の情報であれば、頻尿・尿意切迫感・残尿感・痛みなどになるのです。

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ところが、病気が治らずに繰り返し繰り返し長期間に渡ると、脊髄神経回路内で対策を立てるのです。情報量が多すぎて、通常の経路では十分に脳中枢に届かないと判断し、近傍の上向神経に情報を伝達されてしまうのです。ある意味で違法アクセスになるのです。アクセスしたのが足の上向神経であれば、脳中枢は足の痛みとして錯覚するのです。腰の神経であれば腰痛に、肛門の神経であれば肛門の痒みなどになるのです。

以上から分かるように、一つの病気の症状がいつも一定の同じ症状とは限らないのです。ですから、ひとつの病気の想定外の症状があったら、「気のせい、ストレスですね」などと言わないで、真剣に患者さんの訴えに耳を傾けるべきです。

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コメント

質問があります。術後3ヶ月を経過する者ですが、個人差があることは承知しています。先生のブログ、書物も読んでおります。術後3ヶ月経過しますが頻尿です。尿意(頻尿)は、膀胱の内圧が高まるためですか。それとも術後の傷に尿(水)があたるためでしょうか。
★回答
センサーの問題です。」

傷の問題なら時間の経過で頻尿が直ると素人としては期待してしまうのですが。粘膜の再生は3ヶ月程度といわれていますが、3ヶ月経過しても痛みもあります。3ヶ月経過して痛みがある、頻尿状態が直らないのは正常ではないでしょうか。
★回答
手術したことで、稀に新たなセンサーが作られることがあります。
あるいは、手術で症状を作る問題のセンサーを破壊できていないのかも知れません。」

傷口が気持ち悪くトイレが近い毎日を過ごしています。薬の効果も感じません。ロキソニンがやはり唯一効果が少しあるように思い込んでいます。解説お願いします。

投稿: ⭕⭕ | 2019/03/05 19:48

回答ありがとうございました。時間の経過で症状(頻尿)が解消されることは期待できますか。
【回答】
期待されるでしょう。」

再度手術にてセンサーを壊すしか改善策はないでしょうか。教えてください。
【回答】
何度もお話ししましたが、手術で必ずしも上手くいくとは限りません。

投稿: ⭕⭕ | 2019/03/06 18:40

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