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専門分野の専門家の盲点

病気で悩まれる患者さんの多くは、大学病院や有名な病院を受診します。しかし、長期間かけ通院しても、なかなか治らないで、結果、有名病院をいくつかドクターショッピングをして、患者さんは治らないとあきらめてしまうのです。

これらの有名病院の医師は、ほぼほぼ研究者です。泌尿器科であれあれば、尿路感染症、前立腺ガン、腎臓ガン、膀胱ガン、副腎腫瘍、病的遺伝子などだけを専門としている医師たちです。学会発表や臨床治験研究を専門にして、学位論文、講師、准教授、教授、部長、病院長、学会会長を目指している本当に熱心な医師たちです。例えば、前立腺ガンを専門にしている医師の場合、治りの悪い慢性前立腺炎に遭遇しても、前立腺ガンしか興味がないので、同じ前立腺の病気であっても、教科書的な一般的な知識しかありません。慢性前立腺炎が何故治らないのだろう?などと考えもしないのです。慢性前立腺炎→抗生剤投与→治らなければ→非細菌性慢性前立腺炎→気のせいor自然に治るまで待つ…という考え方をします。
間質性膀胱炎は原因不明の膀胱の病気→抗アレルギー剤で治らない→膀胱水圧拡張術→何回も繰り返す→それでも改善しなければ膀胱全摘手術…というワンパターン認識です。
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ですから、有名病院や大学病院を受診しても、担当医師が患者さんの病気に興味を持ってもらえなければ、その辺の開業医に診てもらっているのと残念ながら大して変わりありません。その患者さんの病気の本質に興味を持って頂けたら……それは幸運・ラッキーと思ってください。

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コメント

高橋先生
お世話になります。
新刊の発売おめでとうございます。
私もアマゾンで先生の新刊注文して待ってましたら、ポストに投函されず、宅配ボックスに入っていて気づかず5日ほどスロースタートとなりました。じっくり読ましていただきますね。啓蒙していただき感謝です。

投稿: ○○泰則 | 2019/01/22 08:45

高橋先生
下半身の関連痛で仙骨ブロック注射をうけたいとおもっております。10回以上必要とのことですが、症状の緩和をうける患者さんの割合はどのくらいですか?効果が出る人、出にくい人、
色々おられるとおもいますが、御教え願いたいと存じます。
【回答】
仙骨神経ブロックを行う患者さんは、薬の服用で効果が出にくい人たちです。
ですから、30回~50回くらい実施して、やっと効果の出る人もいますし、数回で効果の出る人もいます。
それは患者さんの脊髄神経回路の完成度の高さによるもので、一概には言えません。

投稿: トマト | 2019/01/23 09:44

高橋先生
御回答ありがとうございます。
わたしは薬剤での効果がなかなか表れないので
しばらくブロック注射を継続してみようとおもいます。

投稿: トマト | 2019/01/23 17:55

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