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前立腺ガンの悪性度の追求

針生検で悪性度を確定診断するのは常識です。
しかし常識には必ず落とし穴が存在します。
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このグラフで分かるように、前立腺針生検をきっかけに悪性度の高い低分化型の前立腺ガンは一気に生存率が低下します。悪性度を確定診断するために前立腺針生検は止むを得ないと思うのがどうかしています。前立腺針生検をしなくても、悪性度はある程度把握できます。

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私の前立腺ガンの悪性度の選別法は、精密ではありませんが、針生検をしなくても、ご覧のように大まかには把握できます。針生検をすることで、ガン細胞を刺激して悪性度を増加させるのは、統計グラフから推察できることです。刺激してまで確定診断をする事に意味がありません。悪性度の高いGS8、9、10は治療方針に差はありません。医師の完璧主義を貫き通すことで、患者さんに不利益をもたらすのです。医師としての方向性は間違っています。

PSA検査は、無症状の前立腺ガンを早期に発見することに関しては、とても貢献しています。しかし、統計学的に考えれば、前立腺ガンの性格が見えて来ますね。PSA高値→針生検→確定診断というワンパターンの手順は、前立腺ガンの性格を無視しています。手順が大雑把で間違っているのです。医師は、もっと繊細に緻密に考えなければなりません。
物事は一見複雑ですが、実は単純な原因の繰り返しです。


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コメント

先生お世話になっております。

遅ればせながら先生の著書を買い、読ませて頂き、レビューを書かせて頂きました。(アマゾンレビュー1号です!)
文章もまとまりがなく、うまく伝えられたかどうか分かりませんが、
素直な意見を書かせて頂きました。
少しでも病気で悩む方の参考になればと思っています。

https://www.amazon.co.jp/review/R37GJL6CXHJVBM/ref=pe_1162082_181361352_cm_rv_eml_rv0_rv

★回答
!!ありがとうございます!

投稿: 佐藤 | 2019/02/02 16:19

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