骨盤底筋体操の本質
インターネットで検索すると、容易に見つかる骨盤底筋のイラストです。
イラストの骨盤底筋は下方にカーブしていますが、これは誤解です。
なぜなら、このイラストは、解剖図を基に作成していますが、解剖図は、ご遺体のスケッチです。生きている人間は、もっと上方に緊張しています。
このイラストは、骨盤底筋と尿道括約筋と膀胱との位置関係を示しています。
健全であれば、左のイラストのように骨盤底筋は傘を差したように見えます。排尿障害が持続すると、骨盤底筋は
右のイラストのように傘が逆さに裏返ったようになります。
骨盤底筋体操は調べると、いろいろな解説がありますが、本質的には、骨盤底筋を上方に持ち上げなければなりません。ただ闇雲に、骨盤底筋を締めるだけでは、意味がありません。
手順としては、
①息を吐きます。
②吐くと同時に横隔膜を持ち上げます。
③そして、腹筋を使ってお腹を凹まします。
④腹腔内の圧力が低下しますから、最後に骨盤底筋を凹ますように締め上げるのです。
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