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熱中症と脱水症

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夏になると熱中症で数万人もの人がたおれます。平成28年度だけで4万7千人の人が熱中症で救急搬送されています。(総務省HPより)
医師やマスコミが、熱中症対策で水分補給を毎日くどいほど繰返し強調しています。では、この4万7千人の人たちが、水分補給を怠っていたのでしょうか?

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実際には、そのようなことはありません。水分補給は、クセになりやすい習慣ですから、ほとんどの人たちは、ガバガバ飲んでいた筈です。
ではなぜ、熱中症で倒れてしまったのでしょう?これには、理由があります。熱中症とは、外気温によって身体に熱がこもった状態です。その熱のために、筋肉細胞が溶け出し身体中を巡るために起こる状態です。場合によっては、腎臓が目詰まり、腎不全になります。
水分補給は、あくまでも脱水症の治療であって、「日本」では熱中症の本質的な治療ではありません。もちろん、水分補給も大切ですが、熱中症には、身体を冷やすことが大切です。飲むだけでは、身体は冷えません。重要なのは、冷たい水を身体にかけて冷却することです。

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日頃から大量の水分補給をする人は、そうでない人に比べて大量の汗をかく体質になります。年中水分が過剰に補給されるので、体内に水分を一時的に貯蔵する機能(溜め池のイラスト)が低下します。その結果、夏場の暑い時期に、大量の汗をかきますが、たくさん水分を飲んでも、即、吸収されませんから、水分補給が追いつきません。貯蔵する機能もないので、細胞から水分が脱水されて、最終的に、脱水症+熱中症になり緊急搬送されるのです。

昔のスポーツする若者は、それほど水分補給はしませんでした。そして当時、熱中症で倒れる若者は少なかったのです。何故かと言えば、水分を一時的に蓄える能力があったからです。ところが、現在では水分を飲め飲め指導されるために、貯水能力がなくなり、かつ汗を大量にかく体質になったために脱水症+熱中症になるのです。

水は飲んでも2時間くらいは胃の中に水はとどまり吸収されません。ですから、脱水症の間際に水を飲んでも手遅れです。単なる水ではなく、塩分や糖分の混入した水(ポカリスエット・ジュースなど)を飲むと、胃からすぐに吸収されやすくなります。

では、何故、医師は熱中症の対策として、水分補給にこだわるのでしょうか?日本が獲得した医学知識のほとんどが先進国、イギリス・ドイツ・フランス・アメリカです。これらの国々は、イギリスを除いて夏でも湿度が低いのです。イギリスは日本よりも湿度が高い時期もありますが、北海道よりも緯度が高いので、夏にもかかわらず温度が20度前後なので、熱中症がありません。イギリスを除く先進国は、夏は日本と同じく暑いのですか、湿度は低いのです。その結果、汗をかけば蒸発して体温が下がるのです。いわゆる「気化熱」です。その気化熱は、常に存在する条件なので、熱中症対策として、水分補給をたくさんして汗をかけば良いと単純に考えるのです。その知識を環境の違う日本にそのまま輸入しただけなのです。ですから、湿度の高い日本では水分補給をしただけでは、熱中症予防にならないのです。

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