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カユミの原因が本当に「蒸れ」と「オシッコ」と「カンジダ菌」?

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最近のテレビコマーシャルで、カユミ対策の広告をたくさん目に入ります。
「男は、股間がカユクなる!」
男は陰部が蒸れているから、股間がカユクなると思われています。では、5千万人の日本人男性が全員股間がカユクなると思えますか?10%の500万人がカユクなると思われますか?では、赤ちゃんの頃から股間をかいている人がいますか?答えは、NOです。
では、そのような男性は、子どもの頃からず〜っと、かゆかったのでしょうか?それも、NOです。

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「オシッコかぶれでカユクなる!」
ご婦人が、排尿の後にトイレットペーパーで拭かない人がいると思えますか?拭いても、陰部に尿が残り、それが原因で陰部がカユクなると思えますか?もしも、そうだとしたら、子どもの頃からず〜っと、かゆかったはずです。
何故?中年以降にカユクなるのでしょう。一生懸命に拭いても、カユミが取れないご婦人はたくさんおられます。

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ご婦人は、カンジダ菌というカビが膣内で増殖して陰部がカユクなるのです。
しかし、カンジダ菌の抗菌剤を使用しても、カユミの取れないご婦人はたくさんおられます。

では、これらテレビコマーシャルの対象者は、本当に蒸れる、オシッコ、カンジダ菌が原因でしょうか?
これら3つのいずれかの原因とされて治療したにもかかわらず、陰部のカユミが治らないで悩んだ末に、来院した患者さんの多くが、実は排尿障害の症状だったのです。ですから、多くの患者さんには、幼少期にはカユミがなく、中年以降から排尿障害が前面に出て来て……痒くなったのです。

以前から、解説しているように、排尿障害の代表的な症状として、頻尿・残尿感・尿意切迫感の症状だけではありません。いわゆる、関連痛症状として尿路系以外の症状で悩まれ、どこの医療機関で治療しても治らずに、藁を掴む思いで当院にお越しになる患者さんが大勢おられます。その症状というのが、痛み・シビレ・不快感・「痒み」なのです。

ですから、痒みのなかなか治らない人は、排尿障害の治療を試してみてください。

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コメント

先生お世話になっております。
股間が痒くて仕方がなく、市販薬、ステロイド、セルニルトンなど
あらゆる薬を試し効果がなく、複数の病院にこれで治らなかったらうちでは見れないと言われ、必死でネットで検索し、先生のブログにたどり着き、排尿障害という答えを知りました。

そこで地元の病院にエブランチルの処方をお願いしたところ、渋々ですが受け入れてくれました。しかし、処方される際にその病院の看護師の方から股間のかゆみなんて我慢が足りないからだと言われ、その言葉にとても傷ついたのをいまでも覚えています。それ以来その病院には行っていません。

そして逆に先生の病院に行く決心がつきました。
自分の住む場所からは遠方だったため、家族にも反対されましたが、当時の私には先生の病院に行かないという選択肢はありませんでした。
それほどまでに追い込まれていたと思います。

先生には感謝してもしきれません。
命を救っていただいたと思っています。
そしてこの治療が早くスタンダードになって欲しいと思っています。
★回答
ご感想をありがとうございます。

投稿: | 2018/07/24 18:26

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