アメリカでブログをモンモンと読んでいたご婦人
アメリカ在住のご婦人が、昨年の9月から、夜間寝ていると、陰部が口で表現できない痛みで目が覚めました。これが原因で眠れなくなってしまいました。
地元アメリカでいろいろな医師に受診し治療を受けましたが治りません。何回も通院すると、医師に見放されるような態度を浴びせらました。そこで、患者さんはくじけないで、インターネットで情報を採集しました。その中に、私の書いているブログを発見したのでした。
地元のアメリカでは、私の推薦するクスリを調達できませんから、日本にいる家族に連絡して、エブランチルを送ってもらい服用してみました。すると、オシッコの出が良くなったのです。痛みは、それほど効き目がありませんでしたが、私の理論が正しいことを認識したのでした。
その後、日本に帰郷して、関東近県の地元の内科の先生に無理にお願いして、お祖父さんにフリバスを処方して頂き、服用を始めました。すると、どうでしょう!あれほど苦しんだ痛みが無くなり、夜グッスリと眠れるようになったのです。
日本に滞在中に高橋クリニックへ受診しようと、来院されました。
早速、エコー検査をすると、写真のように膀胱括約筋の走行が、膀胱出口に向いていません。当然、膀胱三角部が厚くなっています。厚さが約7mmです。正常は2mmです。厚さ2mmで排尿回数5回が正常だとすると、7mmだと、オシッコの回数は15回〜18回のはずです。しかし、この患者さんの排尿回数は、1日たったの4回でした。
膀胱三角部で作られたエネルギーが頻尿の症状として表現されていません。これは、患者さんの脊髄神経回路の特性によるものです。しかし、脊髄に送られた情報(エネルギー)をそのまま貯めておくことはできません。そこで、脊髄が新たな神経回路を形成したのです。それが「痛み」症状なのです。
フリバスは、前立腺肥大症の治療薬でお馴染み、排尿障害治療薬のαブロッカーです。保険適応は男性にしかありませんが、膀胱出口の緊張をゆるめ、男女関係なく排尿障害の治療に役立ちます。また、αレセプターは、膀胱出口ばかりでなく膀胱三角部にもありますから、膀胱三角部の興奮もフリバスで抑えられたのでしょう。また、振動して硬くなった膀胱出口も膀胱三角部と同じくセンサーが形成されるので、膀胱出口の情報も脊髄を介して痛み症状になったのです。
このような患者さんの場合、炎症による痛みではありませんから、通常の痛み止め(ロキソニンなど)は無効です。脊髄中枢の痛み回路を抑制するリリカ・トラムセットが有効です。
フリバスは地元の内科の先生に処方していただき、さらに膀胱三角部を的確に抑えるベタニスを追加で処方しました。
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コメント
諦めないで情報収集を続けられ本当に良かったですね。
お薬だけで軽快される方もいらっしゃいますし、
私のような人もいます。
でも、私は自分の運命を嘆いたり呪ったりはしません。
如何に生きたか?
子ども達に示し残せるものは、それだけです。
投稿: | 2018/06/30 16:06
先生お世話になっております。
先生に以前いただいた奇跡の香りの緑豆プレミアムなのですが、
一ヶ月ほど使用した感想をお伝えしたいと思います。
体感ですが以下の二つ効果が得られました。
①目ヤニが出なくなる
②ドライアイの改善
①の目ヤニですが、寝て起きた後かなり大量に出ていたのですが目薬として使っていたところ気がついたら全くでなくなりました。
②ドライアイの改善ですが、ふと目が覚めた時にドライアイで目が痛くなることが多くあったのですが、奇跡の香りを目薬して寝たところドライアイによる目の痛みがなくなりました。
数日止めるとまた目ヤニやドライアイの症状が出たので緑豆プレミマムの効果だと思います。
正直使ってみるまでは怪しいような感じもしないこともなかったのですが、結果としては自分は目に効果があったように思います。
以上感想でした。
★回答
ご感想ありがとうございます。
投稿: 山田 | 2018/06/30 18:23