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脳梗塞の再発

Saijohideki
歌手の西城秀樹さんが、63歳で突然死しました。
48歳で脳梗塞が発症し、56歳の時に脳梗塞が再発して下半身麻痺にまでなりました。
リハビリをしながら一生懸命に生きてきたのに、家族との会食中に突然意識消失し、亡くなられたそうです。

Sakagamijiro
コント55で有名な坂上二郎さんも、脳梗塞を何回か再発して亡くなられました。
坂上さんの個性から考えて、脳梗塞の治療に励み、リハビリも一生懸命に行っていたでしょう。
しかし、その甲斐もなく、西城秀樹さんと同じように亡くなられたのです。

Recarrennceinfarction
この現実をどのように思われますか?
お示しのグラフは、脳梗塞と心筋梗塞の再発率を表したものです。
10年間に心筋梗塞の再発率は20%程度ですが、脳梗塞の再発率は何と!50%にもなるのです。
同じ梗塞の病気なのに、何故?こんなにも再発率が異なるのでしょうか。
脳梗塞の一般的な治療といえば、患者さんに水分をたくさん摂取させ、血液をサラサラにするクスリとコレステロールを下げるクスリを服用しています。心筋梗塞の場合は、加えて血管拡張作用のあるニトログリセリン系統の薬剤を使用します。おそらく、この違いが、再発率の違いになるのでしょう。

血管の病気は、血小板・コレステロール・血圧ばかりではありません。マスト細胞・一酸化窒素・マクロファージ・平滑筋も関与しています。今の脳梗塞の治療は不十分なのです。専門医でない私でさえ思いつくことです。専門医の先生は、本質をもっと見極めなければならない!

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コメント

私の友人も2回脳梗塞を起こしリハビリ中です。
先日森田療法の集まりで岡山から来られていた医師(すばるクリニック院長伊丹仁朗医師)が以前がん患者をモンブラン登頂で免疫力を上げられた話をされました。自然治癒力に関する著者が数冊おありです。
安保徹先生や帯津良一先生とのDVDも出しておられます。
その先生が私に現在の治療について質問され再燃前立腺がんに対するアンジオテンシンⅡレスプターブロッカーの有効性についての横浜市立大学の資料を送って来られました。私のいろいろな数値やホルモン療法から見て根治を目指すためのアドバイスをいただきました。
IMRTが可能なら第一選択でしょうとおっしゃっています。
高橋先生ならどのように思われますか?
来週の木曜日にリューブリンの注射を予定しています。
無理にIMRTをする必要がありますかそれともこのままホルモン療法を続けたほうがいいでしょうか、お教えください。
よろしくお願いいたします。
★回答
貴方の前立腺ガンは、寿命に影響しないガンだと思います。
しかし、貴方の心の安定化を図るのなら、IMRTを受けてもいいでしょう。

投稿: 京都在住 | 2018/05/19 20:46

先生は 「アーシング」 について、どのような意見を お持ちでしょうか?
★回答
身体に余分に溜まった陽電子を地球にアースして排出させる健康法ですね。
専門外で十分な知識がありませんが、理論としては面白いですね。
私は、パワースポットと呼ばれる神社仏閣に入ったり、健康器具の磁気ブレスレットなどを装着すると、気分が悪くなり、フラつきます。
磁気や磁場の影響は、少なからずも必ずあると思います。

投稿: | 2018/05/20 02:08

早速のご回答ありがとうございました。
森田療法の全国にある会は慈恵医大の森田正馬先生の学説に元ずく会で慈恵医大名誉教授の中山和彦先生も高知で講演されます。
私は心の問題で会に参加したのですが予想もしていなかった方向に話が進み困惑してしまいました。
私としては高橋先生を一番信頼していますのでこのアドバイスを信じて治療に当たりたいと思います。
本当に安心しました。

投稿: 京都在住 | 2018/05/20 09:50

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