第10回大田区医学会
大森医師会、蒲田医師会、田園調布医師会の会員の有志で行われる研究報告会が、3月3日土曜日に大森医師会会館三階ホールで開催されました。
発表時間7分で質問時間3分です。私も発表しました。「腹部エコー検査で判明できる前立腺癌」というテーマです。針生検によって発見しなくても良いラテント癌を見つけ、ガン患者の発見数とガン死亡数の数の顕著な差(乖離現象)があります。つまら過剰診療についても強調しました。
過剰診療の要因である針生検を回避するために、丁寧な触診と丁寧な腹部エコー検査で前立腺ガンを可能な限り発見するのです。その手順・方法を詳細に解説しました。
終わって、聴衆の医師からお褒めを頂きましたました。非常識の発表だったので困惑された医師もおられました。
最後に特別講演があり、聖路加病院乳腺外科センター長の山内英子先生のお話しを拝聴しました。テーマはHBOC(遺伝性乳がん・卵巣がん症候群)とBRCA1/2遺伝子に変異についてでした。その中で、私の発表を何回か例に挙げて頂きました。光栄で、少し照れました。
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コメント
先生のような医師が増えれば過剰医療が根絶されると思います。
私もこのことで永く悩んできましたが、今は少し受け入れるようになりました。
今月からホルモン療法を始めました。
4ヵ月中断していました。
アボルブに変えてピカルタミドを処方されましたが、また2ヵ月でアボルブに戻るとのことです。
この治療法でいいのでしょうか、先生のご意見をお教えください。
【回答】
慢性的に同じ治療することは、癌細胞に適応能力を与える可能性が出てくるので、変化に富んだ治療法は良いと思います。
投稿: 京都在住 | 2018/03/07 08:38