海馬と認知症
認知症のMRI検査で典型的な所見が、脳の深部に位置する海馬の萎縮所見です。
海馬は、脳の機能の中で、記憶に関与しています。海馬自身は、短期記憶を担っており、大脳皮質の長期記憶にも関与しています。見方を変えれば、大脳皮質の各領域がたくさんのパソコンで、海馬がそれの連絡網のインターネットになります。
このインターネットである海馬が壊れると、大脳皮質の各領域同士のコンタクトに障害が出ます。それが、認知症の症状になるのです。海馬には、あらゆる情報が入力しますが、その情報が大脳皮質に十分に伝達されなくなるので、直前に経験したことも忘れてしまうのです。
一般的に中枢神経は一度死んだら再生しないとされていました。しかし、海馬には例外があるそうです。海馬と直接繋がっている神経組織があるのです。それが、嗅球を代表とする嗅脳です。
認知症の人は、当然のように嗅覚が麻痺します。逆に嗅覚神経刺激すると、嗅覚が再生するのです。つまり、嗅覚が再生したと言うことは、嗅覚に直接繋がっている海馬が再生したと言うことです。この結果から、海馬と嗅覚は夫婦一体なのです。嗅覚の言いなりになる海馬が仕事のできる夫で、嗅覚が奥さんなのでしょう。つまり海馬は恐妻家か愛妻家なのです。高齢者になったら、まめに嗅覚を刺激するのです。以前に紹介した日中の香水と就寝中の香水は、その例です。
再生能力の長けた緑豆エキスが有効かも知れません。
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コメント
京の検査結果で9月はALPが283、LD(LDH)が186だったのが、1月はALP327とLD(LDH)387になってしまいました。
主治医は骨転移の可能性もあると言っています。
がっくりきていますが、先生のご意見をお聞かせください。
よろしくお願いいたします。
★回答
骨転移があるなら、PSAが50以上になるはずです。
投稿: 京都在住 | 2018/02/08 13:03
現在PSAは0.008未満です。
ホルモン療法を中止して4ヵ月になりますが(現在)アボルブのみです。、主治医は「だから言ったでしょう。こういうことになると」と言っていました。
京大の先生が主治医に手紙を書いてホルモン療法を中止した経緯があります。
また来月に来てくださいと言うことになりました。
緊急性があるのかないのか素人の私には判断できません。
この数値は危険な数値でしょうか?
【回答】
骨転移でなければ、薬剤の副作用かも知れません。
骨転移を疑うのであれば、骨シンチを実施すれば良いだけです。
一般的にPSA値が低くて、ALPとLDHが高い場合、他の原因を考えます。
投稿: 京都在住 | 2018/02/08 13:56
何度もご回答ありがとうございました。
少し落ち着きを取り戻しました。
カミさんや娘にもいやな思いをさせてしまい情けない限りです。
投稿: 京都在住 | 2018/02/08 20:46
糖尿病を診てもらっている先生に検査表を診てもらいました。
2つの所に溶と書かれていました。
先生によるとこれは溶血といって採決の際にぶれて数値が変わるとのことでした。
なぜ主治医さんはこのことを患者に説明しないのかわからないとおっしゃっていました。
ちゃんと見なかったのかそれともほかに理由があるのかわからないと言うことでした。
カミさんは主治医を変えるべきだと言っています。
いつもお世話になっている京大の先生に糖尿の先生のようにご紹介をお願いしようかと思います。
投稿: 京都在住 | 2018/02/09 10:22
先日、岡山大学についてコメントした者です。やはり同じアロマの組み合わせでした。ぜひ私も試してみようと思います。
投稿: | 2018/02/12 22:28