前立腺肥大症の治療で改善した前立腺癌
PSA値が11.8と高くて平成29年10月に来院した40代の患者さんです。
触診で前立腺中央だけに前立腺肥大症程度の硬結が触れ、超音波エコー検査で、前立腺癌を確認しました。エコー所見では、体積が1.16㏄で、印象は丸い球体です。これら所見から、おそらく悪性度の高くない前立腺ガンと判断しました。
前立腺肥大症の治療薬であるプロスタールを毎日2錠3ヵ月処方しました。
3カ月後のエコー所見です。体積は0.05㏄と1/23ほど小さくなり、扁平になりました。
このように、悪性度の低い前立腺ガンは、前立腺肥大症の治療薬で治療可能です。わざわざ、針生検をして確認しなくても、触診とエコー所見で前立腺ガンは確認できます。また、癌細胞を傷つけ刺激しないで治療できることは、患者さんのためにもなります。
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コメント
この方は高橋先生と出会って本当に幸運な方ですね。
来週の月曜日に先生の所にお伺いしたいと思っております。
診察はなさっておられるのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
【回答】
診療しています。
投稿: 京都在住 | 2018/01/26 08:33