喘息の治療の秘訣
先日、忘年会の席で耳鼻科の先生と会話していました。
その話しの中で、副鼻腔炎と喘息発作とが密接な関係にあることを知ったのですそこで仕入れた情報です。
喘息発作がたびたび起こる患者には、慢性副鼻腔炎(旧来の病名は蓄膿症)を合併している方が多いそうです。
慢性副鼻腔炎の炎症が、免疫系に刺激を与えるので、喘息発作が起きるらしいのです。
【参考】北斗病院の資料から
副鼻腔は、顔の鼻の周囲の骨に存在する4つの空間スペースです。
この部分が炎症を起こすと、写真CT所見で示すように、空気の入っていない曇りガラスのイメージです。
慢性副鼻腔炎の手術治療をすると、嘘のように喘息発作が起きなくなるそうです。
最近では、慢性副鼻腔炎の手術が進化しているそうです。
昔の手術では、副鼻腔に穴を開けるだけでした。
しかし、今では、副鼻腔の感染した粘膜だけを綺麗に除去することで、喘息発作は起きないのです。
おすすめの医師は、東邦大学医療センター大森病院の耳鼻科の和田弘太教授です。実は、私と同じ慈恵医大出身の同窓生です。国内留学をはじめ、アメリカの有名なメイヨ・クリニックで研鑽した先生です。
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コメント
お世話になっております。
先生、こちらの手術は日帰りの内視鏡手術になるのでしょうか?
今現在後鼻漏の症状に悩まされております。
これも慢性副鼻腔炎の治療で改善しますでしょうか?
★回答
内視鏡手術ですが、日帰りなのかは分かりません。
病院にお聞きください。
おそらく改善するでしょう。
投稿: 山田 | 2017/12/20 12:58