寝違えの治し方
老若男女問わず、「寝違え」て首が回らないと訪ねて来る患者さんがおられます。
通常、医師は湿布薬と鎮痛剤を処方して「安静にして下さい」と言われます。頚椎のレントゲン写真を撮影して、「頚椎の生理的前弯がなくなり、真っ直ぐになっています。」と大きな顔して診断します。しかし、痛いから頚椎の生理的前弯が消失するのですから、当たり前の事を言っているだけで、何の解決にもなりません。
でも、患者さんにしてみれば、今にでも直ぐに治して欲しいとお思う筈です。
西洋医学では、この程度です。私が学んだ東洋医学の整体術では、次のように処置します。
首の痛みのある側の肘関節から指幅3本分上に、トリガーポイントがあります。東洋医学で言うと「手五里」と呼ばれるツボでしょう。このツボを10回ほど強く押します。結構痛がります。
次に、上腕二頭筋の真ん中(腕の力こぶ)にトリガーポイントがあります。東洋医学で言うと「天泉」と呼ばれるツボに近いです。先ほどと同様に10回ほど強く押します。これも痛いです。
ここまでは、首に一切手を触れません。
他のトリガーポイントが2つありますが、ここでは、省略します。
この方法は、私が弟子入りした唐山流整体術の応用です。
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コメント
先生もよくトリガーという言葉を使われますが、私も最近妻にトリガーという言葉を使ったところきょとんとした顔をされました。私たちは男性ですから拳銃のトリガーという言葉を子供のころから知っておりますが、女性で拳銃に興味を持っている方はあまりいらっしゃらないので、トリガーを知らないのだと合点しました。
投稿: M.E | 2017/10/11 23:56