オシッコの出し方
頻尿や残尿感で苦しんでいる人には、共通点があります。
右の解剖イラストは、骨盤底筋を下から眺めた所見です。このイラストは男性のものですが、女性もほぼ同じです。
正常であれば、排尿の際に前の部分の丸い穴が開きます。しかし、排尿障害のある人は、前の穴部分が閉じながら排尿するのです。当然、力を入れている膀胱に物理的負担がかかります。この状態を毎日何回も排尿すれば、膀胱はだんだん疲れてきます。その結果、膀胱は過敏になり、頻尿や残尿感や過活動膀胱の症状が出現するのです。
では、どのようにすれば、負担が軽減出来るのでしょうか?
お通じ、すなわち排便の時にイラストの後ろの穴、つまり肛門が開きます。解剖イラストで容易に理解できるように、膀胱出口と肛門が8の字に繋がっています。肛門が開くと、8の字が連動して膀胱出口も開きます。この連携プレイが、膀胱の負担を軽減してくれます。
その証拠が、排便する時にチョロチョロとオシッコが出る反応です。ですから、排尿に問題ある人は、男女無関係に座って、肛門を開くような動きをするのです。別に排便してなくてもいいんです。本気で息むのではなく、な〜んちゃっての息みやオナラをする感じです。そして、次いでにオシッコしようという感じです。イラストにように、少し前かがみで、カカトを少し上げるような姿勢を取りましょう。
過活動膀胱、間質性膀胱炎、慢性前立腺炎、前立腺肥大症の患者さんに、この方法をお勧めしています。
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コメント
高橋先生、こんにちは。
いつも沢山の情報をありがとうございます。
確か明後日から入院?と、記憶しています。
1泊2日と記憶していますが
たとえ短い間でも入院はやっぱり嫌なものですよね。
先生、頑張って下さい!
【回答】
ありがとうございます。
投稿: | 2017/10/01 17:16