品川プリンスホテルで、泌尿器科学会東部総会が開催されています。
私も参加しています。16日(土)〜18日(月)の期間です。
今、前立腺ガンの画像診断で最先端のMRI検査の診断法を解説しています。直径1cmの前立腺ガンの所見について、詳細に解説しています。
しかし、開業医である私程度の行うエコー検査でさえ、直径3mm〜5mm以下でも確認できますから、『有名大学の教授がこの程度かよ!』という思いです。
6時過ぎから、懇親会がありました。懇意にしている医師数人と歓談しました。お寿司三個と小さな焼そばと果物で席を外しました。食べれなくなりました。
コメント
高橋先生
「この程度かよ」
あきらめず考え続け大胆に謙虚に研鑽を積まれてきたエコーの名手・高橋先生だけが言える言葉、痛快です。
それにしても日進月歩で億単位の値段がする機器でなぜ今さら1センチ、と素人考えですが感じます。拡散強調画像DWIという方法もあると見ましたし、今やミリ単位が当たり前の世界かと思っていました。
殆どの大病院は、日進月歩のハイテク機器でも読影は読影医の仕事、それを患者に伝言するのが主治医という流れが多いですね。時には「この症状でほんとに異常なしか!?」と疑問を持ってくれる主治医なら良いのですが、ほぼ「特に心配な報告は来ていませんね」という言い方をされます(伝書鳩か)。「CTもMRIも見落としは良くありますからねえ」(人のせいか?)と平然と言うだけの医師にも何人も会いました。超人的仕事量をこなさなければいけない大学病院ではやむを得ない事もあるとは理解していても、こちらは言葉がすべてですから、私のような疑い深い偏屈人間はいちいち不安になります。(最近は顔に出さず冷静に対処できるようになりましたが)
またしてもあちこち話しを拡げてすみません。
先生のように巨大な機器だけに頼らず、エコーの様な機器の限界に挑んで腕を磨く若い医師がこれから出てくることを希望するのですが・・・「無理だよ」と先生は仰るでしょうか(笑)
投稿: 金沢のY | 2017/09/17 08:31