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神社仏閣の秘密

神社仏閣は、観光旅行すると必ず寄っていく名所です。修学旅行で興味がないのに行かされたという感想の方がほとんどでしょう。若い人には抹香(まっこう)臭くてつまらない印象だけが残ります。ただ、これから述べる観点から神社仏閣を観察すると、きっと興味が持てる筈です。 神社仏閣は、建物の配置によって次の2つのタイプに分けることができます。

一つは、敷地が非常に広く、大した囲いがほとんどなく、建造物が無造作に点在している神社仏閣です。今流行りの方位や鬼門などを全く無視した配置で、このタイプで有名なのが、明治神宮や伊勢神宮です。

もう一つは、敷地はそれほどでもないのに、しっかりした壁で囲われていて、建造物が幾何学的に計算されて東西南北に、ある程度シンメトリーに配置されている神社仏閣です。方位や鬼門などが十分に意識された造りです。このタイプで有名なのが、法隆寺や大宰府天満宮です。 Ilastjinja 【図1】は明治神宮のホームページからコピーした案内図です。 建造物が脈絡なく点在しています。新年の初詣では毎年日本全国でベスト3にはいる名所です。 Ilastjinja2 【図2】は伊勢神宮内宮(ないぐう)のホームページからコピーした案内図です。 ご覧のように各施設が雑然と並んでいます。 天岩戸(あまのいわと)伝説で有名な天照大神(あまてらすおおみかみ)を祭っている神社です。 天皇家の祖先とされています。 Ilastjinja3 【図3】は奈良の法隆寺のホームページからコピーした案内図です。大化の改新で有名な聖徳太子が建立あるいは祭られているとされる寺です。建造物が東西南北に配置され、計算された幾何学的配置です。主要な建物は、東西南北に囲われています。 Ilastjinja4 【図4】は九州の大宰府天満宮のホームページからコピーした案内図です。 学問の神様である菅原道真公が祭られているので有名です。東西南北に建造物がきれいに配置されて、やはり主要な建物は囲われています。 さて、これらの違いは、何を意味するのでしょうか? 実は、神社仏閣は、存命中に権勢を誇った権力者を揚げ奉るための建物と、非業の死を遂げた元権力者の荒ぶる魂を鎮めるための建物に区別できるのです。 前者の建物は、権勢を誇った権力者の魂によって、残された子孫の勢力が永遠に繁栄するようにと、その魂が自由に往来できるような設計になっています。ですから、囲いはほとんどないのです。また風水による魔方陣もありません。ところが、後者の建物は、聖徳太子や菅原道真のように、歴史上非業の死を遂げたらしい?悔いの残る死に方をしている魂が、その恨みで後世の人間に災いがないようにと、陰陽師の科学(方位学)や呪法に沿った建物の風水配置になっているのです。つまり魔方陣で結界を張っているのです。 このことを知っていると、表向き善い神様や仏様のご本尊が祀られていることになっていても、建物の配置が極端な対称性に凝っていたり、しっかりした城壁のような囲いがある場合には、本当のご本尊は「荒ぶる魂」と考えてよいでしょう。つまりはカモフラージュされているのかも知れません。また、ご本尊が帝釈天や不動命王などの武力や力の神様の場合も、災いや荒ぶる魂を抑えるためのご本尊だと考えてもよいのではないでしょうか。 また、聖徳太子が存在しなかったと唱える歴史家がおられます。しかし、この法隆寺を観察する限りでは、魔方陣を利用してまで囲まなければならない魂は、やはり聖徳太子なのでしょう。 いかがですか?神社仏閣の観光に深みが出て楽しめそうでしょう。歴史上の人間のドロドロした欲や煩悩が感じ取れませんか?神社仏閣の境内に一歩足を踏み入れたならば、そこは東西南北を風水という魔方陣で結界を張られた異世界に他ならないのです。さあ!スリルと未知への恐怖!異世界へいざなう神社仏閣へ貴方もどうぞ。 ただし、この考え方や観点は私のオリジナルですから仮説の域を出ません。間違っていても保障の限りではありません。   ※この記事は、2004年7月に掲載したもののリメイクです。

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