【人差し指<<薬指】=男性ホルモン多い
更年期を過ぎた男性が、うつ病に陥ったり、全身倦怠を訴えられる事が多いのです。
そのような患者さんに男性ホルモンを投与すると、症状が軽快します。精神科や心療内科に通う患者さんを男性ホルモンで治療するというのは 面白いでしょう?
その患者さんの男性ホルモンを血液検査で調べてみなくても、体の特徴を観察することで予想できます。
人差し指が薬指に比較して短いのです。理由は、母体に存在した胎児の頃、副腎から分泌するのが男性ホルモンです。その成長過程で、多くの男性ホルモンに被曝すると、人差し指の骨末端の成長が早目に終了してしまうのです。その後も指は成長しますが、子供の頃より人差し指が薬指より短くなるのです。ですから、【人差し指<<薬指】=男性ホルモンが多かった❣️と言えるのです。
そのような男性は、社長や成功者や売り上げの良い営業マンに多いのです。ちなみに、演説しているトランプ大統領の人差し指は、薬指より短く見えます。彼の性格は、若い頃からイケイケどんどんだったと予想できます。
普通の人よりも、男性ホルモンが多くなければ、体の正常が維持できていない。その結果、具合が悪くなると考えることが出来ます。
同じことは、女性にも当てはまります。元気なご婦人や仕事をバリバリこなすキャリアウーマンの手を拝見すると、必ず【人差し指<<薬指】なのです。
これを利用して、更年期を過ぎた具合の悪い患者さんを診察した時に、気がつく事がありました。それは、ほとんど【人差し指<薬指】なのです。つまり、もともと男性ホルモンが多いご婦人なのです。ご婦人の場合、男性ホルモンは副腎で作られていますから、更年期を過ぎて卵巣で女性ホルモンが作られてなくなると、男性ホルモンと女性ホルモンのバランスが完全に男性になってしまうのです。女性の内臓や機能が、女性ホルモン優勢のバランスに依存していたのです。それが男性型ホルモンバランスになってしまい、女性の臓器や機能が低下して具合の悪さが発症するのです。
治療法としては、女性ホルモンを補充するか、ご主人の前立腺肥大症の治療薬であるア◯◯◯やプ◯◯◯◯◯のお余りを服用すると、症状は軽快します。
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コメント
高橋先生
いつも注意深く患者さんを観られている先生ならではのお話ですね。観てみたら私の指もそのようです。
時々先生もブログで書かれていますが、最近の若いDrは(いや、それほど若くないDrでも)、パソコン画面やプリントアウトした検査データ(や他部署からの手紙)を凝視するだけで、目の前の患者の顔色や表情など興味がない方が本当に多いです。私の母の闘病中の時も目の前の顔など目もくれず、(きょとんとして)「データは問題ありません。」「ガイドラインにはそういう事は出ていません。」「学会でそういう報告は聞いていません。」「この年代の患者さんで多く報告されるのは~という症状・診断ですからそれです。(そんなのあなたの目の前の患者については充分に語っていないでしょう!)」という応対が年々増えたように感じます。
「動悸がする」「お腹が張って便が出ない・苦しい」と訴えても、聴診器など当てない(持っている姿も観た事がない)、まして触診など一切無いのもザラでした。
なんだか、計測機器や修理ソフトを当てれば故障箇所の目安がつく車や家電の修理みたいな感覚になっているのでしょうか。
私が生きていれば高齢になり病気もするであろう10年後、20年後、どんな事になっているのか恐ろしいです。
☪️回答
本当にそうですね。
私も、そのようなワンパターン医師にはならないように心掛けていますが、自信とプライドと慣れと他人が作った文献だけを頼りにするので、そのような医師が出来上がるのです。
データを眺めるのではなく、目の前の患者さんを診るのが基本です。
投稿: 金沢のY | 2017/08/25 00:33