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夢の中の再会

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私は毎日夢を見ます。頭がそれ程良い訳ではないのに、夢はよく覚えているのです。
たまに、亡くなった友人と夢の中で会うことがあります。
まずは、山川和夫先生です。東京大学出身の頭脳明晰な人でした。救急病院で知り合ったのです。彼の凄いところは、色々ありますが、一番凄いのは、現在の臓器移植ネットワークを立ち上げた人でした。東京大学の後輩を利用して厚生省を動かし、東奔西走して現在の中立的な臓器移植ネットワークを作ったのです。日本の医療界にとってのヒーローです。

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そんな彼が心疾患で急死したのです。58歳です。その彼と混んだ列車に乗り込んだのです。もちろん夢の中です。混み過ぎて車内には入れず、列車のドアにしがみ付き、走る列車の外で二人で会話しているのです。「今になって、奥さんを本当に愛していた!」と彼が列車の外で口にしたのです。あの世に行ってからの彼の本当の気持ちなのでしょう。

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同級生で同じ泌尿器科の倉内洋文先生は、字が上手く、空間認識能力が高く、歌がプロ級に上手で、手術がとても上手く、さらに男女関係なく多くの同級生に愛された、私が到底足元にも及ばない人間でした。彼が学園祭の委員長で、私が会計という立場をキッカケに仲が良くなりました。鹿児島県の鹿屋市で開業して患者さんがたくさん集まる人気の泌尿器科医でした。泌尿器科学会が開催される場所で、必ず待ち合わせをして食事をしたり遊んだりしていました。そんな仲の良かった彼が脳卒中で突然亡くなりました。57歳でした。その彼とどこかの郊外の駅のホームで、二人で列車を乗り換えているのです。どこに行こうとしているのか分かりませんでした。

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大学弓道部の後輩で渡辺俊彦先生がいました。大学を卒業してから名古屋大学の小児科に入局しました。ところが、地方によくある事ですが、他大学出身の医師は外様扱いをされて、彼はかなり苦労しました。彼はそんな仕打ちに負けず、医局の紹介なしに自力でアメリカに留学して学位を取得し、さらに医局の後輩たちにテーマを提供して了見の狭い医局に貢献したのです。その後小児科を開業しました。学生時代に彼を含め3人で島根県の津和野や山口県の松下村塾を旅行しました。その彼が、筋萎縮性側索硬化症ALSにかかり、闘病したのです。私も何回かお見舞いに行き、代替医療の最新の器械(プラズマ発生器)を持ち込み励ましました。しかし、呼吸不全で60歳過ぎで急死しました。その彼と大学本館の中央講堂で待ち合わせして、何かをしようとしているのです。おそらく旅行を企画したのでしょう。


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コメント

先生、ご苦労様です。
夢で通信・・・なるほど!
サザンの愛の言霊聞いてこうよっと

投稿: 羽まるまる | 2017/08/24 21:14

高橋先生

 先生にお世話になって以来、私も折に触れてお話を伺った大切な3人のご友人、皆さんそれぞれの場所で患者さんを助ける為に医療を良くする為にと全力で独自のお仕事をされた方々ですね。そして高橋先生はご自身も闘病中であるのに体や命を削るようにして奮闘して下さっています。
 「何でお友達のような本当に必要とされる人に限って早く亡くなったり厳しい試練に会ったりするのでしょう?」と私が言うと、先生は「人生思った通りにはいかない事が多い。でも、そうだから面白いんだよ。」と仰います。
 ご友人達は、そんな高橋先生が最愛のご家族と一緒にまだまだご自身の人生も楽しまれ発展途上のお仕事も続けられるようにと、夢の中でメッセージを送っておられるのではと思います。

投稿: 金沢のY | 2017/08/24 23:45

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