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前立腺ガンの罹患数と死亡数

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このグラフは、乳がんの罹患数と死亡数の年次推移を示しています。
現在、乳がんの過剰診断が問題になっていますが、それは、乳がんの罹患数(発見数)と死亡数の乖離(かいり)が問題視されているからです。乳がんの発見数が増える程、死亡数は増えていないという現象です。乳がん検診で、治療の不必要な乳がんを発見しているのではと言うのです。

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乳がんの例と同じことが、前立腺ガンについても疑われています。前立腺ガンの罹患数(発見数)の上昇と前立腺ガンの死亡数が乖離(かいり)しているという指摘です。
このグラフは、前立腺ガンの罹患数と死亡数の年次推移を示しています。
乳がん以上に前立腺ガンの発見数と死亡数の乖離は広がっています。乳がんと同様に「過剰診断」が問題視されています。

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以前に週間現代に取り上げられたデータです。
PSA検査の盛んだった頃のアメリカと、それほどでもなかったイギリスとの前立腺ガン発見率(10万人当たり)と死亡率(10万人当たり)の比較を示すグラフです。
アメリカでは、発見率が増加している割に、死亡数がイギリスとほとんど変わらないのです。発見するためには前立腺針生検しなければ分かりませんから、意味のない前立腺針生検をされた患者さんが大勢いるということです。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51133

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前立腺ガンの死亡数の牽引しているのが、悪性度の高い低分化型の癌細胞です。グリソンスコアGSで言うと、GS❽〜➓です。
このグラフを見て分かるように、低分化型だけが、針生検した直後から生存率が一気に低下して行きます。高分化型は、10年で生存率が85%くらいですが、低分化型は、10年で生存率が20%を切っています。それまで沈黙していた低分化型が、突然として悪性度を露見したのは、どう考えても針生検がキッカケでしょう。針生検しないで治療すれば、こんなにも生存率が低下しなかったでしょう。

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