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季節の変わり目

Img_0402_2体調不良を訴える人が、季節の変わり目や天候の変化で増えます。
これには自律神経が関与していると思われます。その理由を考えてみましょう。例えば、夏から秋にかけて体調不良になる理由を考えてみます。
夏は台風を始め太平洋低気圧が、日本に何度も押し寄せて来ます。低気圧下では人間の自律神経の副交感神経が優位に働きます。副交感神経は、人体のリンパ球免疫=免疫抗体免疫が優位になります。すると、安静さとダルさが押し寄せて来ます。天候の変化、気温・湿度の変化が繰り返し起きます。

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逆に秋になると、大陸性高気圧が日本列島を覆います。
交感神経が優位になり白血球・顆粒球免疫が優位になります。すると、食欲と元気と興奮が押し寄せて来ます。こんなに体内で状況の変化があれば、体が疲れるのは当然でしょう。
気圧の変化は、膀胱炎症状増悪します。高気圧の下では、交感神経が興奮し、膀胱炎刺激症状を抑えます。しかし、その後低気圧がやって来ると、交感神経は低下して膀胱刺激症状が頭角を現します。
また、逆に高気圧が来ると、交感神経が興奮➡︎白血球が興奮➡︎膀胱内にいた常在菌を攻撃➡︎興奮に対抗して常在菌の増殖➡︎白血球の興奮➡︎細菌性膀胱炎になるのです。
同じ膀胱刺激症状でも、内容が異なるのです。
高気圧から低気圧の変化➡︎無菌性慢性膀胱炎症状 、低気圧から高気圧の変化➡︎細菌性膀胱炎になるのです。


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人間の体は、自律神経だけでコントロールされているわけではありません。体調の全てが、ホルモン、電解質、体内の水分量➡︎血液の循環量➡︎尿の排泄量、血管の収縮・弛緩、発汗量、体温の変化、呼吸の深さ➡︎酸素・二酸化炭素濃度の変化➡︎血液の酸化・アルカリのバランスなど様々です。そして、自律神経のバランスが不良になることで、先ほどの全ての項目がドミノ倒し的に変化します。その変化が一瞬で収まるとは思えません。安定するまで、ある程度の時間が掛かるのは当然でしょう。その間に体調を崩すのです。

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