薄い影❻ その正体
今まで私が体験してきた色々なエピソードは、私が超能力者であるからではありません。
これには、それなりの医学的根拠があるのです。
人体には、交感神経と副交感神経という自律神経が存在します。この2つの自律神経が微妙なバランスを取りながら生命活動を維持しているのです。交感神経は白血球の顆粒球免疫を支配しています。顆粒球免疫は炎症などの化膿反応に関与しています。これは、怪我・外傷や火傷の時に発揮する反応です。
副交感神経は白血球の中のリンパ球免疫を支配しています。リンパ球免疫は、花粉症やアレルギー疾患やインフルエンザや癌疾患の時に発揮する抗原抗体反応に関与しています。
さて、「薄い影」に見える人は、体内で副交感神経が極端に優位になっていると考えます。例えば、どこかの臓器で命に関わる癌が存在すると、抗原抗体反応が強く働きます。それも自己組織を攻撃するための抗原抗体反応ですから、化膿性免疫を支配する交感神経を極端に抑えての自律神経バランスになります。その結果、皮膚の血行が極端に悪くなり、「薄い影」に見えるのでしょう。
「薄い影❶」で紹介した前立腺肥大症の患者さんは、手術治療後、肥大症による交感神経の興奮が静まり、癌による副交感神経の興奮が顕在化して「薄い影」に見えるようになったのです。
「薄い影❷」の劇症型心筋炎の場合も、心臓にウイルス感染をキッカケに抗原抗体反応が自分の心臓を攻撃し、究極的な心筋炎になったのです。この際も交感神経が邪魔すると、抗原抗体反応が完成されないので、極端な副交感神経優位になるのです。
一番多いのがインフルエンザの患者さんです。ここでご紹介している程の「薄い影」ではありませんが、薄く見えます。
自殺を考えている人間は、交感神経を完全に押さえ込みます。すると、元気ホルモンである男性ホルモンが極端に低下します。男性ホルモンの低下は、うつ症状を増幅しますから、自殺を選んでしまうのです。
事件に巻き込まれて亡くなられた人の場合は、医学的論理的に説明が付きませんから、恐らく偶然だったのでしょう?
関東甲信越厚生局キャリア官僚女性が精神病の弟に刺され、出血多量で亡くなった事件が先日ありました。被害者の女性が予算委員会で報告しているテレビの画面越しの姿が、どう見ても「影が薄く」見えます。偶然でしょうか?
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コメント
「薄い影」シリーズは、以前から興味津々で拝読して
おりましたが、実はそのような医学的根拠があったの
ですね。今秋に術後半年受診で伺いますが、その時に
自分の影も観て頂ければ嬉しいです。
もし、「薄い」って言われたらどうしましょう‥‥。
実は先日、知人が癌に犯されてしまって色々情報を
調べているうちに、こんな記事をみつけました。
「近赤外線で脅威の癌治療」
http://www.mugendai-web.jp/archives/6080
医師の立場から、上記の治療法をどう思われますか?
もしこのような素晴らしい治療法が確立されたならば、
多くの癌患者の方々にも相当な福音だと思うのですが。
☪️回答
まだ不完全です。
投稿: NT | 2017/08/19 16:02