早起きは三文の徳

落雷の正体か、電気の自然現象である事を証明したアメリカで有名な、発明家・起業家・政治家のベンジャミン・フランクラリンは、日めくりカレンダーに格言を付けて販売して大金持ちになりました。
365句の格言で有名なものが、以下です。

＊眠っている狐には鶏は取れない
＊墓場に入ればじゅうぶん眠れる
＊台所が太ると意志が痩せる
＊生きるに食べよ、食べるに生きるな
＊世に多きは、腹すら管理できない秀才
＊蜜より甘きはお金のみ
＊早寝早起きは健康と富と知恵の源
＊時間があればこそ待つな
以上のようなものです。

当時、渡米して、このカレンダーを読み、帰国後に日本で真似た格言日めくりを販売した日本人がいました。さあ〜誰でしょう？

答えは、福沢諭吉です。
日本にも、昔から「早起きは三文の徳」に類似した格言はたくさんありました。しかし、福沢諭吉の仕事により、この格言は有名になったのです。
ベンジャミン・フランクリンの格言は、「三文の徳」ではなく、「健康・富・知恵の源」でした。当時の一般庶民に理解されやすいように「三文」という金銭に置き換えたのでしょう。