長島先生
高校生の時に、長島昌一郎先生という生物学担当の教師がいました。
とても怖い先生で、「いィか、いィか、おメィら、勉強っていういうのはなぁ〜」という感じで授業が行われていました。空手が趣味で実践している先生でしたから、真面目でない生徒には、平気で拳骨が飛んできました。私も遅刻した時に、固い出席簿で頭を叩かれたことを覚えています。
その長島先生の、今だに覚えている授業があります。
自律神経、交感神経と副交感神経についての授業です。
「いいか、よく聞け!交感神経はなぁ、(拳骨を握りながら)ケンカの時に使う神経だ!副交感神経は、その反対で休む時に使う神経だ!覚えとけよ!」という感じです。高校二年生の時の授業を鮮明に記憶しています。この自律神経の作用に関心したからです。それがきっかけで、私は医学の道に進んだのかも知れません。
高校を卒業して大学生のころ、ラジオの深夜放送を聞いていました。文化放送「セイヤング」という深夜番組で、パーソナリティの土居まさるさんが、長島先生のことを話題に取り上げていました。授業中の先生の言動を隠し録音した生徒がいたらしく、ラジオで流していました。懐かしい思いがしました。
前回の虫垂炎でご紹介した安保徹先生を、私が理事を務めていた代替医療研究会でご招待して講演をしていただきました。その際に、交感神経と副交感神経のお話が出た時に、長島先生の自律神経の講義を思い出しました。
| 固定リンク
コメント
安保先生は本当に残念でした。
何冊かの著書や動画を見ていました。
いつも副交感神経と交感神経のバランスのことを大切にされていて、特に白血球のリンパ球と顆粒球の割合の大切さをおっしゃっていましたね。
亡くなる直前の講演でも、私が急死したら・・・と言われていたようです。
私と同い年なので、より親近感がありました。
帯津先生や近藤先生も残念に思っておられると思います。
【回答】
人間にとって、本当に有益で影響力のある人材は、短命なのです。
神様の思いは、凡人には理解出来ません。
投稿: 京都在住 | 2017/07/12 14:54
先日はお世話になりました。骨盤骨折により尿道損傷、膀胱ろうの状態から抜け出したいと願っている○○の妻です。
先日高橋先生に教えて頂いた通り、地元の病院にて尿道の内視鏡検査をしてもらいました。結果、尿道狭窄が見つかりました。内視鏡によりその部分を切り崩すことはできると言われたのですがそこで問題が。その検査の時に括約筋?が本人が力んでも動かないらしく、括約筋?と狭窄部分が同じ箇所にあるので、手術すると垂れ流し状態になるかも。と言われました。
私たちは少しでも可能性があるのなら先に進んでみたいと思うのですが今までの事もあり怖さもあります。
高橋先生の意見もお伺いしたいのですが、また病院に伺っても大丈夫でしょうか?
【回答】
遠方から大変でしょうが、OKです。
投稿: 妻 | 2017/07/12 20:42
今週の15日は診察やってますでしょうか?
【回答】
はい。
投稿: Pac | 2017/07/12 23:29
49歳女です。
お世話になっております。
私もご相談申し上げたい事があり15日診察希望です。
高橋先生にお会い出来てから三年が経ちました。
自分では三年千日の修行だったと思っています。
高橋先生にご尽力いただき感謝の気持ちしかありません。
ありがとうございます。
今後とも宜しくお願い致します。
投稿: | 2017/07/13 15:51
長島昌一郎先生は懐かしいですね。いまだに「なーいーが〜てめーら良く聞け」で始まる先生の口調は忘れられません。私達の頃は超薄切片用ミクロトームカッターと超高速遠心分離器がお気に入りで何かにつけて並みのじゃダメだと言ってました。生物の赤点は事前には何も伝えられず先生の目分量でテスト返却時に伝えられ赤点は竹刀の切れ端で殴られました。高1の1学期最初の中間試験、全員必死で勉強したのですがチョーさんは容赦がなく「今回は問題が甘かった60点以下は赤点だ!」と理不尽な設定。で、私の前の人物が「ないが59点!1点たんねーんだ!と力いっぱい竹刀の切れ端をチョーさんが振り下ろしました。竹刀の切れ端は木っ端微塵に砕け散り彼はそのまましゃがんでうずくまったままです。
しかしチョーさんは気にも止めず握りしめた切れ端の断片をそのままグーで握り直し出席番号が次の私の名前を呼びました。77ないが60点ちょうど、てめえ危ねえところだぜ」と言って答案用紙を返してくれました。私は60点以下と言ったのにたまたま前の人が59点だったためチョーさんがかんちがいして命拾いした模様です。
しかし答え合わせが全て完了したあと、前出59点の彼が「先生」と挙手したのです。チョーさんが「なんだ?」とイラっとした声で応じるとその彼が「採点がまちがってます、私は61点です。」。チョーさんは面倒くさそうにピッピと59を2本線で消し61と書いて去って行きました。
すみません、私も今は医薬医療業界に身を置いていますがチョーさんのおかげでたいした苦労もなく過ごすことができているのかなと今は感謝しております。土居まさるさんのラジオ番組は私の時代には伝説になっていて事前情報なしにラジオで流したらリスナーがヤクザが怒鳴り散らしていると回答したそうで。
【回答】
よくぞ、このブログを見つけてくれましたね。
怖かったけれど、お互いに長島先生には感謝していますね。
投稿: ホレイショ | 2017/10/07 11:57