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お告げ

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様々な患者さんが、色々な訴えを「持参」します。
ほとんどの患者さんが、すでに何軒もの医療機関を受診・治療しています。しかし、治らないので当院を受診した経緯があります。
治らないのには、それなりの理由があります。つまり誤診です。誤診で自分たちで勝手に作り上げた病名に合わせて治療するので、治る訳がありません。
医師は、患者さんの訴える経過や症状を詳細にお聞きして、患者さんの病気の本質を見分けなければなりません。患者さんが折角「持参」した情報を無駄にしたことになります。
私はこのように考えます。患者さんは、医師の勉強のために神様が遣わした天使と考えることが出来るのではないでしょうか。なぜなら、神様は人を選別して、その人に合った「試練」を与えるのです。病気も試練のうちです。すると、病人は神より遣わされた人、患者さんは自覚していませんが、ある意味、「天使」と考えることができます。

Img_0305その神様からのプレゼントであるメッセージを無駄にするとは、何と勿体無いことでしょう。過去の人間たちが作成した既存の知識だけに依存するのではなく、目の前の生きた知識に価値を認めるべきです。患者さんの訴えは、天使が神様から委ねられたお告げと思い、真摯に耳を傾けるべきです。
仏教的に考えれば、あの世からのお地蔵様や弥勒菩薩の貴重なお言葉かもしれません。

Img_0116私の母校である慈恵医大のモットーは、「病気を診ずして、病人を診よ!」です。言い換えれば、「既存の知ってる病気とは思わず、常に神・天使の告げに集中しろ!」です。同じような症状の患者さんが目の前にいれば、『このパターンの患者さんか』と思ってしまいます。何しろ医師になるまでに、様々の公式を覚え、チャート式思考、パターン化思考に長年漬かっているので当然です。パターン化思考で患者さんの80%が正解です。しかし、20%の患者さんが誤診です。有名国立大学の受験テクニックは80%出来れば良いとされています。患者さんを診ている時間よりも、研究に時間を使えと豪語した有名教授がいるくらいです。患者さんの場合はそうはいきません。99.9%の正解率でなければなりません。

神様・天使のお告げを聞いたのは、歴史上、私が知っているのは、モーゼとムハンマドとキリストとマザーテレサの4人だけです。医師は毎日、神様・天使のお言葉を聞いていることになります。何と名誉なことでしょう!何という奇跡でしょう!


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