新しい超音波エコー機器
6月19日月曜日に新しい超音波エコー機器が搬入されました。製品はLOGIQ P9という最新型です。
GE社製でモニター画面が以前より大きくて、見やすい印象です。
しかし、器械の操作が微妙に違うので、慣れるまでは相当時間がかかりそうです。実際に触れることのできるアナログ式のスイッチと、触れることの出来ないタッチパネル式のデジタルスイッチがあり、ハイブリッドな最新器械です。
欠点として、スイッチの数を減らしたため、1つのスイッチで幾多もの使い方があり、そのスイッチが互いに連動していて、同じスイッチで違う反応をします。エコーの深達度調整ボタンと、画面の拡大調整ボタンが同じ1つのボタンで、忙しい時には頭が混乱しそうです。柔軟性の無い今の私の頭では、ちょっと辛い!
また、画像の拡大の仕方が、以前はスイッチを押す毎に1.2倍、1.3倍、1.4倍、1.5倍と回数で決定出来ましたが、新しいのはダイヤルをアナログ的に回すので、どの位回してるか?と判断できません。一番見やすいところで観察するのですが、治療により前立腺が小さくなると、前回の記録写真と比較できるのに、同じ拡大率でないと直感的に比較できません。メジャーで測定して、数字で比較できますが・・・。
右の写真は、モニター画面に出たメインスイッチの説明です。元のボタンスイッチの押し方で、この説明も変わるのです。ややっこしい!
ヒカルの碁や今話題の藤井聡太四段の世界では、碁盤や将棋盤の世界は宇宙であり、無限の広がりが存在します。この機器も無限の可能性があるのかもしれません。
見方を変えれば、まるでジャジャ馬のようです。しかし、ジャジャ馬を乗りこなすと駿馬に変身するのです。同じように、扱いが難しければ難しいほど、慣れた時の器械の能力は、計り知れないものがあります。器械に私が育てられるイメージです。
【備考】
私は、かなりの数の膀胱や前立腺をエコー検査で描出しています。年間600件くらいです。エコー検査装置の設定は、今まで腹部エコーにしていました。これは一般的なエコーの設定です。
私が前立腺を頻発に検査するという事を知って、GE社のスタッフが、気を使って前立腺に特化した設定してくれました。ところが、私が日頃描出している前立腺の画像とは違うのです。今までの画像を繊細画像とすると、新しい設定は印象画像です。これでは、前立腺の細かい所見やガンの所見が得られません。早速、サービス部に電話して、設定の変更方法を教えてもらいました。これで万全でしょう。
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コメント
私が先生の所にお伺いした日に導入されたのですね。
午前中にお伺いしたので、新しい器械にはお目にかかれませんでした。
次回は是非先生に、この機器で診察していただきたいと思います。
祗園の銘品に黒七味と言う薬味がありますが、先生は香辛料は大丈夫でしょうか?
もしOKなら今度お伺いする時にお持ちします。
蕎麦やうどんに京都の味を付け加えてください。
【回答】
香辛料は大好きです。」
それから瀬戸内寂聴さんは人生は理不尽なもので人のために尽くした人が早く亡くなったり病気になったりで、人を裏切ったり悪いことばかりする人が健康とお金に一生恵まれ、大往生することが多いとおっしゃっています。
投稿: 京都在住 | 2017/06/28 08:48