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リンデロンVG

Img_0035リンデロンVGは、湿疹や蕁麻疹の時に、皮膚に塗り使用する軟膏やクリームです。
少し強めのステロイドにゲンタシンという抗生剤が付加されています。ステロイドは生体の炎症反応を抑える作用を持っています。炎症反応を抑えるだけで、その炎症の原因を排除してくれる訳ではありません。ゲンタシンという抗生剤も作用は、それほど強くはありません。

しかし、リンデロンVGは、さまざまな場面で多用されています。
例えば、カンジタ性皮膚炎の場合にも利用されることもあります。カンジタというカビにはステロイドは無効ですが、カビの刺激による炎症を抑えるので、炎症が治まってからカビの治療をしても遅くはありません。バカの一つ覚えのように、ステロイドはカビには効かないと固執するのは、治療の幅が制限されてしまいます。
細菌が原因でなければ、抗生剤は無用ですが、細菌が存在すると、炎症の原因ではないのですが、白血球が興奮して炎症を増幅するので、役に立っています。治療は、表面的な知識だけでは、細部に渡り完成度の高い治療ができません。

風邪もウィルスが原因だからと、抗生剤や抗菌剤処方しない医師がとても増えています。大学病院や超有名な病院の医師が特に多いように思えます。確かに抗生剤は風邪のウィルスには効きませんが、抗生剤を服用すると、風邪の合併症である咽頭周囲炎や肺炎や髄膜炎に重症化することがあります。なぜなら、ウィルス感染の刺激により、体内の白血球が異常興奮し、体内の常在菌に対して一斉に攻撃をかけます。攻撃を受けた常在菌は増殖することで白血球に対抗します。白血球によって攻撃を受けてしまった組織は破壊され、増殖した常在菌が、咽頭から他の組織に移行して咽頭周囲炎、肺炎、髄膜炎になってしまうのです。それを防ぐ意味で、少量の抗生剤を短期間に服用すれば、常在菌の量が減り、白血球の興奮も抑えられて炎症反応が防止されます。その間に風邪ウィルスを抑え込む免疫抗体が増産され風邪は無事に治るのです。

ステロイドに対して神経質になっている患者さんを時に見かけます。過去に問題になったステロイドの長期に使用した際の副作用の印象がぬぐえないのでしょう。しかし、あらゆる薬剤には副作用があり、その薬剤を適材適所に使用するのが薬剤です。例えば、抗ガン剤などは、はっきり言って毒薬です。

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