得意な世界

人は、それぞれみな得意とする世界があります。例えば、コンマ何秒以下の世界を見ることのできる大リーガーのイチローもいれば、海流や風を読むことの出来る冒険家もいます。試験問題の趣旨をたやすく読むことの出来るテレビにたびたび出演する林先生や、政治・経済の解説に関して右に出る者はいない池上さんなど、世界には様々な世界を得意とする人がいます。
得意とする世界を見つけ、精進できれば、その世界の専門家になれます。そして、その得意な世界が、一般の人にとって特異な世界であればあるほど、匠や名人や天才になるのです。

私の得意とする世界は、普通の人が思い浮かばない世界を、医学的な基礎知識や臨床で培った役立つ知識を織り交ぜて、ジックリと時間をかけて解説する世界観です。実際には見えませんが、この世界には無限に広がる智慧の世界があるはずです。なぜなら、人類が始まって以来、さまざま文明、文化、宗教が突然として出現しては栄え、栄えては消えています。そんな智慧の空間が存在し、その空を自由に飛びたいと思う私です。人によっては、私のことを狂気と評価する人もいますが、構いません。私の本当の評価は、後世の人間がしてくれるでしょう？