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血液サラサラて本当?

患者さんの中には、内科の医師から血液をサラサラにするために、水分をたくさん摂取してくださいと指導されている人がいます。

ところが、この理論は間違いです。なぜなら、血液は体の中の内部環境です。外部環境がどんなに変化しても、内部環境の血液は常にサラサラなのです。水分をたくさん摂取するということは、外部環境の変化そのものです。ですから、水分をたくさん摂取しても、過剰の水分は血液には注がれずに、尿に変化し多尿か頻尿になります。それ以外の余剰の水分は、細胞の周囲、つまり細胞外液に溜まります。これが浮腫み(むくみ)や水太りの原因になります。

もしも、本当に血液がサラサラなったすれば、もっと大ごとになります。その理由は、動脈硬化の血流中の乱流の存在です。
Fantasy15naihiranryuひとたび動脈硬化ができると、血管内腔は均一ではなくなります。内腔の狭い場所は血流速度が速くなります。これは流体力学でいうベルヌーイの定理によります。特に、血液サラサラの状態であれば、流れはもっと速くなります。血流が早くなると血管壁付近の圧力が極端に低下して、渦・乱流が生じます。ホームを走行する電車の傍を立っていると、電車に引きこまれそうになる、あの感覚です。血流は24時間絶え間なく流れていますから血管壁にかかる負荷は尋常ではありません。当然、血管内皮は物理的負荷を受け傷害されます。

Fantasy16naihiranryu2内皮細胞が傷害されれば、接着分子が放出され、動脈硬化の成り立ちシステムが刺激され、さらに動脈硬化は成長します。その成長は、 血管の内腔ばかりでなく、下流にも動脈硬化は成長します。もしも、本当に血液サラサラになれば、動脈硬化はさらに進み悪化するのです。

【参考】
http://hinyoukika.cocolog-nifty.com/daitai/2011/05/3-6b26.html

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