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亜鉛と男子不妊症

亜鉛は、必須ミネラルです。亜鉛は生体内の酵素反応や様々な生体反応に重要な位置を占めています。
しかし、最近のインスタント食品や保存料の中には、亜鉛の吸収を妨げる 物が多々あります。ある意味、現代病とも言えます。

【亜鉛の生理作用】
❶体細胞の生成・分裂・代謝・生殖細胞の生成
❷DNA遺伝子情報の保存・発現・制御・調節に関与
❸成長力
❹代謝作用、創傷の治癒、コラ-ゲン代謝、肌・頭髪の活性化
❺主要臓器・器官機能の正常化
❻膵臓機能の正常化、インシュリンの生成、糖代謝作用支援
❼肝臓機能の正常化、アルコ-ル代謝作用
❽腎臓機能・泌尿器系機能の正常化
❾生殖器官の発達、機能の正常化

【亜鉛の欠乏症状】
①成長不全、小人症、骨格異常、治癒力不全
②頭髪不全、脱毛症、薄毛症
③味覚異常、臭覚異常、聴覚異常
④糖代謝不全、糖尿病
⑤腎臓疾患、泌尿器系疾患、頻尿
⑥肝硬変、肝機能障害、アルコ-ル代謝不全
⑦虚血性心疾患、動脈硬化、冠状動脈不全
⑧生殖機能不全、前立腺肥大、前立腺系頻尿、精子異常、勃起不全、不妊症、生理不順
⑨更年期障害
⑩うつ病
(11)貧血

私のように糖尿病があり、動脈硬化があり、高血圧があり、最終的には腎臓を傷め慢性腎不全になってしまいました。もしかすると、根底に亜鉛欠乏症が隠れていたのかも知れません。

亜鉛は、皮膚・眼球の硝子体(ガラス体)・肝臓・腎臓・睾丸や前立腺に高濃度含まれるとされています。
そのため、亜鉛濃度が低下すると、生殖能力の低下に結びつきます。その例として、男子不妊症が挙げられます。
睾丸は、亜鉛が低下すると、男性ホルモンであるテストステロンの産生能力が低下します。また、精子の形成に亜鉛は必須です。精子のエネルギー源である前立腺液が不十分であると、精子の運動率が低下します。以上のことから、亜鉛の低下が男子不妊症を作るのです。


亜鉛を多く含む食材としては、多い順に、牡蠣、レバー、牛肉が挙げられます。しかし、毎日これらの食材を摂取できるとは限りません。そういう意味では、医師の処方する亜鉛製剤が必要になります。
治療薬として、ウィルソン病のノベルジンという薬剤があります。最近、低亜鉛治療薬として保険適応になりました。ノーベルファーマシー株式会社とあすか製薬の併売です。

亜鉛のサプリメントもたくさん販売されています。また、牡蠣のエキスのサプリメントにも亜鉛は含まれています。自分に合ったものを摂取してみるのも良いでしょう。

亜鉛はインスリンの構造維持に必須でもあり、糖代謝にも関与します。
また、動物実験レベルでは、亜鉛欠乏により、活動性の低下、記憶や注意力の低下、味覚指向の変化が見られる。医師による治療の際は、亜鉛製剤が処方されます。

【参考】

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