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第120噺(145噺中)「認知症」

Nintistisyo
長いこと(38年間)臨床現場に携わっていると、認知症になりやすい人の傾向が見えてきます。

頭の良い人、頭の切れる人、具体的にはIQのとても高い人が、仕事を引退し、高齢者になると認知症になる傾向にあります。例えば、大学の教授や学校の先生、会社の社長などです。

何故そうなるのか、ハッキリした文献はありませんが、IQが高い人は、恐らく、脳の中に高速道路のような優先的な神経回路が確立して、脳の余分な部分への「脇道」や「側道」がなくなってしまうからでしょう。すると、脇道に関連にした脳の部分は使用されずに、長い年月がかかって委縮・消滅してしまいます。
仕事を引退すると、その高速道路も使用しなくなるので、脳の全体像からすると、すべて委縮し、その結果が「認知症」として表現されるのです。

ご自分がIQが高いとお思いの方は、一つの仕事だけに集中するのではなく、多趣味にいろいろなことに興味を持ち、遊んでいる脳を作らないことです。

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