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男二人の…

30歳代の男性患者さんが、再診でこられました。
5年以上前に慢性前立腺炎のために、病院を転々とドクターショッピングしていた患者さんです。
膀胱頚部硬化症で内視鏡手術して、症状は軽快しましたが、完全ではないので、定期的に服薬によりクオリティを上げています。
「先生、お加減はいかがですか?」
「絶不調です。先日も一週間入院して精密検査をしたのですが、今の体調の悪さの解決にはなりませんでした。生きるのが嫌になりつつです。」
「病気を見つけていただいて、手術で助けてもらった先生に長生きしてもらいたい!」と涙を流しながら訴えられてしまいました。予想外の出来事で私はビックリです。
「病気が治せる人間だからといって長生きできるとは限らないです。人それぞれの運命や宿命や寿命があるので仕方がありません。」
「心残りは、奥さんに精神的にも肉体的にも負担を強いていることです。奥さんと結婚する時にしあわせにしますと男として約束したにもかかわらず、それを守れない今の自分が悔しいんです。」と私までもが涙を潤ませながら鼻声で対応してしまいました。

住宅街の小さな診療所の診察室の一室で、男ふたりが涙するシーンは、、そうそうあるものではありません。滑稽と言われてしまうかも知れませんね。

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コメント

先生の奥様に対するお気持ちはわかりますが、奥様を十分幸せになさったと確信します。
それは奥様が一番解ってらっしゃると思います。
結婚の時の約束はしっかり守られたと思います。
これだけたくさんの患者に慕われていることも奥様はご存知のはずです。
医師の妻としてこれほど幸せなことは他にはないと思います。
諸行無常が常に付きまとう人生です。
何があってもそれはそれとして今やれることをたんたんとするということは、禅と森田療法の神髄です。
慈恵医大は日本でも有数の森田療法の拠点です。
私も随分悩んできましたが禅と森田療法に助けられました。

投稿: 京都在住 | 2016/12/20 08:37

滑稽だなんて…
先生、たまには吐き出すことも必要です。

他人の相談にはのるが自分は誰にも相談しない(出来ない)、独りであれこれ抱え込んでしまう、人には弱味を見せたくない、私はそんな男です。
男には多かれ少なかれそういうところがあったりもしますよね。

でも、たまりすぎると疲れちゃう…
そんなときは思いきり吐き出したくもなりますが、なかなか出来ないんですよね。
私はこの年になっても未だにできませんが、人には言えます。吐き出すことも必要です。と(笑)


これまでいろいろなことがあったと思いますが、先生は強い信念のもと独自の理論で、多くの悩める患者さんを救ってこられました。

私を含めそれら多くの方々の向ける感謝と、そして先生に元気になって欲しいとの思いが先生を包み込んで守っていることと思います。


先日のタクシーに乗車してドライバーさんとの出逢いも、この再診の患者さんとの会話も必然であったように感じます。

いまだからこそのタイミングで… のように感じずにはいられません。

先生のお気持ちを想うと胸がいっぱいになってしまって何を書いてるのかわからなくなってきました。

私には祈ることしか出来ませんが、1日も早く原因が判明し確実な治療ができますよう御祈りしています。

ドライバーさんが言う通り(ジョークはあれとしても)笑いは大いに効果的な薬です。
楽天家の私にはわかります!


どうぞ楽しいクリスマスをご家族とお過ごしください。

投稿: 神晶坊 | 2016/12/20 10:29

ゆっくりと静かに今年一年を振り返っています。
今年、多くの時間、高橋先生とお話しをさせてもらい
今、改めてそのひとつひとつを胸に落とし込んでいます。

感謝の気持ちとともに高橋先生のご健康と寿命増益を祈らずにはいられません。

楽しいChristmasと良い新年をお迎えになられます事を
合わせて、お祈りしています。

投稿: | 2016/12/23 19:31

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