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超能力者

Xmas
クリスマスの夜、妻と外食を予定し、私は映画を観に行き、妻は銀座に買い物に行きました。ところが、映画館で私が気分が悪くなり、下痢と嘔吐でぶっ倒れてしまいました。妻に電話し、外食の予約をキャンセルしました。すると、妻が電動の向こうで笑っている雰囲気なのです。帰宅してから話しを聞くと、買い物に行く途中の車のなかで聴いた「クリスマス・イブ」の歌詞で「きっと、あの人は来ない」というのを聴いて、「きっと主人は来ない」と予想していたら、そのままなのでおかしかったと言うのです。

昼休みの時間、近くの喫茶店で珈琲を飲んでいました。自宅に帰ると、外出していた妻が先に帰宅しており、開口一番、「今、喫茶店にいたでしょう?」と言うのです。なぜ分かったの?と聞くと、車で喫茶店の側を走っている時に、見えないけれど、私の「気」を感じたと言うのです。

深夜、緊急手術をしている時の話しです。
手術は無事に終わったのですが、患者さんを手術台から下ろした途端、脳貧血をおこして倒れてしまったのです。一時的な血圧低下によるプレショックです。患者さんをその場に寝さし、対処しました。当然、予想外に時間がかかり、患者さんが帰宅したのが早朝でした。
その間、妻は寝床で夢を見たそうです。私がまだ帰宅していない。手術は無事に済んだのに、患者さんが倒れて私がアタフタしている映像が見え、あっ、大丈夫だなと思い、また寝たと言うのです。

品川の駅前のビルにある寿司屋で待合せをしました。それぞれ用事があるので、時間を決め待合せしました。私が早く着き過ぎたので、一度品川駅に戻り、先程通った時に見た物乞いの人にお金をあげようと、同じ道を辿りました。すると、物乞いの人は移動しており、そこにはいませんせんでした。仕方なく、待合せ場所に戻ろうとした時です。「こんな時に妻と会うんだよな?」と思った瞬間、寿司屋と逆方向、つまり品川駅に向かって来る人影の中に、遠くから見知った人影が手を振っています。妻でした。合流し品川駅のショッピングセンターに買物に行きました。

全てが偶然とは思えません。妻はやはり魔女ジニーなのです。妻の能力を思うと、怖くて浮気ができません。

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コメント

先生、ご苦労様です。ブロクいつもみてます。

投稿: 羽○○ | 2016/09/14 18:49

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