いただきます!
最近の若い親の言動で問題になることに、子供が給食を食べる前に「いただきます!」という必要はないという事が話題になりました。
給食代を支払っているのだから、言う必要はないという理由です。
以前に禅寺でお坊さんから講話を拝聴しました。その時、お坊さん曰く、
食材のために犠牲になった全てに生命に感謝するために、「いただきます!」と感謝の言葉と説法されました。
仏教では、万物全てに生命があり、仏様が宿ると考えられていますから当然の結論です。私が幼少の頃は、お百姓さんか丹精込めて作った作物に感謝するから、お料理を作ってくれた母に感謝するからと、と教わりました。
最近の若い人は短絡的なものの考え方をします。物事を単純化することは、物事を理解するのに便利かも知れませんが、全てがその論理で解決する訳ではありません。
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コメント
私の母校の小学校(京都市立)では夏休みになると
寺スクールと言ってお隣の禅寺の建仁寺で生徒たちが泊まり込みで生活をする伝統があります。
早朝に座禅をして掃除をして朝食(おかゆ)を頂きます。
その時に必ず「四弘誓願」というお経を唱えます。
すべての命あるものに感謝し、その命を頂くことによって自分の命を全うすることができると禅僧から子供たちに説法されます。
子供たちは悪ガキも神妙に聞き入ります。
自分たちは他の尊い命を頂いて初めて生きていけることを
実感し初めての子供は少し落ち込みます。
夜はお化け屋敷を修行中の雲水が子供たちを怖がらせて
盛り上げます。
費用は子供たちがお米を寺に各自少しだけ布施します。
投稿: 京都在住 | 2016/07/11 16:32