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「藁にもすがる気持ちで来ました」と言う患者さんが、毎月数人新患で来院します。
そのほとんどが、慢性前立腺炎や間質性膀胱炎や神経因性膀胱や難治性の性病です。
結論から言うと、これまでの治療方針が合っていないので治らないだけです。治療方針がその患者さんにぴったりと合えば、容易に治る病気ばかりです。

ところが、私のかかっている病気、すなわち慢性腎不全は治らない病気です。主治医である2人の同級生の教授がそのように断言していますから間違いありません。その結果、私は腹膜透析を治療の選択肢として選び、もっか闘病中です。医師である私も何か手立てはないものかと「藁にもすがる気持ち」で代替治療を探し、実践しましたが、何の効果も得られませんでした。

通院している患者さんの中には、私の現状を知って、新興宗教やサプリメントを紹介してくれます。
先日、患者さんが紹介してくれたものに、「水」がありました。高野山に麓に湧き出る霊験あらたかな水です。商品名「月のしずく」というミネラルウオーターです。患者さん曰く、インターネットの広告ではうさん臭く思えるが、効き目は確かだから実践してみてくださいと、力説されました。

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コメント

先生が少しでも長く生きていただきたいと切望しています。
もし参考になれば、帯津良一先生のご友人で2人の知人を紹介したいと思います。
1.名古屋にある健康医学院の沈再文先生。
  私が気功を習っている中京女子大名誉教授です。
  医学博士でマスコミにもよく登場されてます。
  
2.愛知県一宮市の長谷部式健康会の長谷部代表。
  温熱療法の専門家でお医者さんが治療によく来られて  います。
  一度メールで相談されることをお勧めします。

  健康医学院と長谷部式健康会ともホームページがあり  ますので一度参考になさってください。
  必ずしも先生に効果があるかどうかはわかりませんが
  お二人とも長年医療にたずさわっておられます。
  長谷部さんは日本ホリスティク協会の理事で会長は帯  津先生です。
  お二人でよく講演会を名古屋でされます。
  私の名前を出していただいてもかまいません。
  釈迦に説法かもしれませんが、私にできることは
  これぐらいです。
  本当に先生には元気になって頂きたいと思います。
【回答】
私は代替医療の世界でも、ある程度名前が知れています。
東洋医学の名医134人という本の中で、帯津先生と同列に紹介されています。
気功術も瞑想もカイロも整体術も温熱療法も、それぞれの分野の先生とも交流があり、一応に学んでいます。
残念ながら、それらの療法では効果は得られません。
代替医療は、その人の本来持っている寿命の限界まで到達させることが出来ますが、病気を治すことは難しいと思います。

投稿: 京都在住 | 2016/06/10 21:09

初めて高橋先生にお会いした初診の日、高橋先生は「僕は藁か?」と、笑っていらっしゃいました。

「僕のところに来る患者さんのほとんどはドクターショッピングを繰り返し傷付き精神的にやられている人たち。僕はぐちゃぐちゃになってしまったものを紐解いてあげるのが僕の仕事だと思っている。」と、話されてましたね。

ただただ涙がこぼれ落ちるだけで言葉が出てこず、しかし高橋先生を信じついてきた時間の分、私は心が元気になりました。

まさに「藁をもつかむ思い。」とはこういう事だったのか?と、私は私の生き方を深く深く反省しています。

人々の藁にもなり大地にもなり空にもなり水にもなり……そんな高橋先生の事、尊敬申しあげています。

投稿: | 2016/06/10 21:39

私も(私だけでなく高橋先生の患者さんであれば誰しも)高橋先生には一日でも長くお元気で生きていってもらいたいと願っている事と思います。

手術の際、「僕が死んだら泣いてくれるかな…?」と、ポツリ言われた事がありましたね。高橋先生の死なんて考えたくもなくとっさに返答が思い浮かばなく
「先生はこの世でこれだけ多くの人を救い上げ功徳を積まれた方だから、その功徳であの世の方が暮らしやすいかもね。」などとバカな事を言ってしまった私でした。

先生、90までは生きると約束して下さい。

私たち患者の生きる希望なのですから。

投稿: | 2016/06/11 14:17

「ルルドの泉」を思い出します。
発見者のベルナデットには効果がありませんでしたが、それはもう150年も前のこと。
現代に至っては、患者を救う高橋先生にも、ご利益があっても良いはずですよね。

投稿: カボスワイン | 2016/06/14 16:07

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