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勧誘

いつものように患者さんとお話ししていたら、若い男性の患者さんが小冊子を診察机の上に置かれました。
「なに?これ?」と私が反応すると、患者さんは読んでくださいと言います。
読むと、難病を治すという新興宗教のパンフレットでした。
「先生には病気を治して長生きして欲しい・・・」と答えるのです。

長年通院しているこの患者さんに、私の宗教観を説明しました。
「私は宗教に対しては常にニュートラルでありたい。」
「私を勧誘して頂いたのは感謝します。」
「私のことを嫌な奴だと思っていたら、勧誘しないでしよ。」
「私を勧誘してくれて、ありがとう。」
と言って、丁重にお断りしました。

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コメント

投稿: カボスワイン | 2016/05/31 14:14

「私は宗教に対しては常にニュートラルでありたい。」
私も全く同感です。
大きな禅寺が近所にあるので長年、禅になじんでいますが、決して組織に属するわけでもなく、いつもニュートラルな立場で禅に接しております。
ニーチェが言うように仏教は宗教ではなく大脳生理学だと思っています。
釈迦は徹底した無神論者ですから、宗教ではないと思うのですが、後世の仏教関係者が、訳のわからない教義を作ったのだと思います。
もちろん中国の宋の時代の禅僧達は非常に優れた認識を持っていたと思います。
現代の仏教と釈迦の生きていたころの原始仏教とは、かなり違ったものだとわかります。
どうしても寺院経営と権力との結びつきを大切にしてきた日本の仏教の辿ってきた経過だと思います。
ただ毎日の座禅と経行は気持ちがいいのは事実です。
プロの僧侶よりも市井の仏教を実行している人々のほうが
本物の人達が多いのは紛れもない事実です。
先生もこれからもずっと宗教についてはニュートラルでいてください。

投稿: 京都在住 | 2016/05/31 14:18

お若いその男性患者さんは20代でいらっしゃるのか?
30代でいらっしゃるのか?
はたまた、もしかしたら10代でいらっしゃるのか?

勝手に思い巡らせています。

宗教、信仰に対する賛否両論はエンドレスで尽きる事も果てる事もないと思いますが私が心底、驚いたのは患者の立場から医者に勧誘の話が出来たという事実です。

並々ならぬ勇気と思い切りが必要だったと思いますし何よりも高橋先生の事を思う気持ちがなかったら、そういう行動には出れないと思うからです。
純粋に真摯に高橋先生の事、考えていらっしゃる方なのでしょう。

誰とはわからぬ、その方のお気持ちに頭が下がります。

投稿: | 2016/05/31 18:08

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