第90噺(145噺中) 「アトピー性皮膚炎」

原因が未だ解明されていないアトピー性皮膚炎について、新しい知見が最近出てきたのです。
アトピー性皮膚炎は、皮膚がカサカサだったり、グジュグジュだったり、無性に痒くなる皮膚の病気です。原因がハウスダストやダニが原因とされていますが、環境を良くしたからといって必ずしも改善する訳でもありません。

【ウィッキペディアの写真より】
ところが、最近、アトピー性皮膚炎の患者さんの汗からカビが作るタンパク質が検出され、話題を呼んでいます。どうやら、このタンパク質が汗に溶け、皮膚から吸収されてアレルギー反応をおこしたのが、アトピー性皮膚炎の本質ではないかというのです。そのカビ・酵母というのが、皮膚に常在しているマラセティア・グロボーザmalassezia globosaです。

すると、治療の胆（きも）は、抗真菌剤の塗付や服用と汗をかかないようにすればよいということなのですかね？