城南泌尿器医療連携セミナー#2
2月23日の講演には、開業医を中心に47名の医師が聴衆として参加しました。
講演内容が臨床に即した具体的な内容であったので、開業医の先生からも好評化を得ました。一般的な講演内容では、診断基準の羅列や教科書的のことしか述べないのが普通であるので、講演会に来て良かったという感想も得られました。
講演後には、参加者からいくつか質問がありました。
膀胱三角部の内視鏡手術について、膀胱水圧拡張の評価について、ボトックスの治療効果についてなど泌尿器科医からも具体的な質問があり、私の見解を述べました。
講演後の懇親会では、大学の後輩の外科医が、お酒で酔う前に一言言いたいと寄ってきて「感銘した」と感想を述べてくれました。
先輩のご高齢の産婦人科医の医師が、私の講演を聞いて知らないこととはいえ、反省することがあったとおっしゃるのです。ずいぶん昔、40歳代のご婦人が膣の痛みで来院されたそうです。婦人科的な診察をしましたが異常を認めることが出来ず、都内の有名基幹病院に紹介したそうです。そのご婦人が70歳代になって再び来院し、膣の痛みはズ~と治っていなかったと告白されたそうです。
座長を務められた東邦大学泌尿器科教授が、学生教育の資料にと講演内容のスライドをUSBメモリーからご自分のノートパソコンにコピーされました。評価されてとても嬉しいことです。
講演会の翌日、講演に参加した元医師会長から電話があり、知人の間質性膀胱炎の患者さんを紹介されました。
| 固定リンク
コメント
先生お世話になります。
活発な公演活動など拝見し先生の健在ぶりが伺えて嬉しく思います。
ふと疑問が湧きました。
高橋先生がこれ程オープンな姿勢で情報をブログに上げているにも関わらず、公演を聞いて初めて知った?
んー、その道の専門家としてどうなんでしょう、と。
しかし、聴衆の専門家の方々は公演を聞いて説得力があり感銘を受けたのかも知れません。
【回答】
聴衆のほとんどが泌尿器科以外の内科などの開業医の医師ですから。」
少しでも先生の理論が広まれば嬉しいことには違いありませんが。
先生お疲れ様でした。
投稿: 31356 | 2016/03/01 22:41
高橋先生、こんにちは。
どこに書き込みさせてもらえば良いのかわからなかったのでこちらにさせていただきます。
一昨日の手術、本当にありがとうございました。
そして本当にお疲れ様でした。
麻酔の効きが悪かった私・・・一時は「手術続行は無理か?」と、焦りましたが高橋先生の気迫と技術で無事に終了と
なりました。
一言で申し上げますと高橋先生のプロ魂を見た!と、いう思いです。
何がなんでもやってみせる!
患者さんを救いたい!
という思いが高橋先生のお顔、お身体中から伝わってきて
私は心臓が震えるほど感動しました。
ご自身で考案された手術・・・一体どれだけのプレッシャーと、しかもたった一人で闘ってこられたのだろう?
そこには、ただただ患者さんを思う気持ちしかなく
全ての責任を一手に引き受ける覚悟がそここに感じられ
改めて尊敬の念を抱きました。
どうしてなのか、高橋先生の前に座ると涙が止めようもなく零れてしまう私。
いつだったか高橋先生に「ドーナツの話でよくそんなに泣けるね?」なんて苦笑いされてしまったけれど今回どうして泣けてしまうのか、やっとわかった気がします。
それは高橋先生の慈悲深さに心が触れていたからだと。
【回答】
ただ単に目の前の職務を全うしているだけです。
ある意味、職人です。
職人気質に泌尿器科の神様が時々見え隠れしているのだと思います。」
私は高橋先生のスタッフの皆様の事も大好きです。
親切で心配り気配りが素晴らしく、いつも羨ましく思ってました。
やはり組織というのは上に立つ人で決まるのだなあ・・・と、いつも感じています。
まだ術後、二日目ですが経過は良好と感じます。
痛みも出血もほとんどなく後は排尿回数が減ってくる事を祈るばかりです。
ご自身の命を削るかのように精進されていらっしゃる高橋先生。
きっと神様が永い永い寿命を授けて下さると私は信じています。
【回答】
ありがとうございます。
投稿: | 2016/03/03 02:45
トイレに何回も行く事を指摘され、病気だと理由を説明しても、そこには否定的な空気しかなく結局、職場に居づらくなり職を失いました。
こんな事があるのだろうか?と、いう強い怒り(誰が好きで病気になりますか?誰が好きで一日何回もトイレに行きますか?)と、こんな会社と縁が切れて良かったんだという気持ちの中で、まるでシーソーに乗っているような毎日で自分を見失いそうでした。
高橋先生、先生は私がどんなに泣こうが叫ぼうが冷静に受け止めて下さる。
先生のカウンセリングがなかったら私は手術を乗り越えられなかったと思います。
「何でも淡々とやることだよ。」
そうおっしゃる先生の、そのお言葉の意味が今日、少し
わかったように思います。
現状を受け入れた方が楽だよ....って事でしょうか?
診察中にもどんどん電話がかかってくる高橋先生。
他の患者さんにお話しされる内容を聞いていると
時には厳しいお言葉故に患者さんに対する深い愛情を
感じます。
決して人を切ったり見捨てたりされない高橋先生。
そこに人としての最大の魅力を感じ尊敬の念を強く抱きます。
投稿: | 2016/03/04 20:49
高橋先生
ご活躍されているご様子を拝見できて嬉しく思っています。先生が切り拓かれてきた治療法・経験への理解や実践が少しずつでも進む突破口が、どこかにできる事を願ってやみません。
投稿: masa.y | 2016/03/06 20:14